山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年11月11日

(平成26年11月11日(火) 10:31~10:38  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 特に今朝は私の方からはございませんが、各紙を見てみますと、何か選挙の風が吹き始めたのかなということで、閣議ではありませんが、大臣の間でもそういったことが話題になりました。どうなるのかなという話でございましたが、私の方からは特にございません。
 以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の須江です。
 選挙の話ではないのですが、宇宙の話で、昨日、BSフジの番組に大臣が出られていて、ISS(国際宇宙ステーション)の費用対効果についてお話があったときに、私、拝聴した感想としては、非常に評価なさっているのかなと思いましたけれども、改めて今まで宇宙政策委員会やその下の部会などでは、どうしても委員の方から費用対効果に対して厳しい意見が出ていたと思うのですけれども、大臣御自身としては、今までの宇宙ステーションに対しては十分な費用対効果が得られたというふうにお感じでしょうか。
(答)昨晩、そういうお話をしたわけですが、基本的には費用対効果といいますか、外交上の問題、日米関係もあるでしょう。それから、どこまで我が国の科学技術に資する部分があるのか、あるいは民生部門でこういうことを行いたいということがあるのか、そこを総合的に判断して、同時に財政状況もにらみながら決定していくという基本的な考え方には、変わりはありません。
 ただ、昨晩も申し上げたのですが、15カ国が共同で行っているプロジェクトですので、例えば14カ国みんなが参加するのに、日本だけ参加しないというのは、これはおかしな話なので、それぞれ各国の状況をしっかり踏まえて、判断していくべきだということを申し上げました。
(問)そのISS延長に関して、決定は当然まだ先の話、最終決定は先だと思うのですけれども、ただ、今までやってきた部分に関しては、少なくとも日本が投じてきた国益に対して十分な技術的な見返りですとか、外交上のいわゆるプレゼンスとかは得られたというふうなことでしょうか。
(答)それは申し上げたとおり、大いに成果が上がったと思います。科学技術の面からしても、様々な実験も行っていただいたのですが、インフルエンザの新薬ができそうだというのは非常にいい話なので、大いに成果が上がったと、青少年に対する影響も非常にあったと判断しています。
 ただ、これから2024年までで何を行うのかということがまだ明確になっていませんし、そこをしっかり検討してからということになると思うので、当然、宇宙政策委員会でこれから御議論をいただくわけですが、平成28年度末までには結論を出したいということです。
(問)毎日新聞の青木です。
 せっかく大臣から触れてくださったのに、今、聞かないわけにいかないなと思いまして、解散に関してなのですけれども、前の選挙からまだ2年も経っていない。既に2年経っているという話もありますが、このタイミングでそういう話が出ていることについて、率直にどう思われるか。そしてもし解散した場合なのですけれども、この場合、総理は一体何を問うて、それで解散することになるか、その辺お考えを聞かせてください。
(答)基本的に我々は、当選2,3回の頃には、解散が、当時平均2年少しなのです。だから、2年ぐらい来たら身構えろ、みたいに、かつてはよく言われました。
 最近は任期満了に近い解散も多いわけですが、そういう意味で、元々2年ぐらいがメドという思いがある中で、こういう騒ぎになっていますよね。これまでの経験からすると、あそこまで話題になってくると可能性あるのかなという気はしています。
 ただ、お話しのとおり、争点がどうなのかというのが正直よくわかりません。臨時国会を開いて、特に重要懸案として総理がおっしゃったのが、まち・ひと・しごとと女性の活躍です。この法案もまだ成立していません。同時に予算編成が迫っています。同時に補正絡みの経済対策がどうなるかも明確ではない。かつ、消費税の問題もあります。非常に難しい判断なのだろうと思うのです。
 そういう背景で、正直、当初は「いや、解散ってないんじゃないの」と思っていましたが、ここまでそれぞれ皆さん方の口端に上るようになったわけで、頭の片隅では若干警戒しなければいけないのかなという、素直な感想ですが、いずれにしても総理の御判断ですから、粛々とそれに従うのみということです。
(問)大臣、今、可能性はあるのかなとおっしゃった、その根拠というのは、やはり話題がここまで出てくるとそういう可能性はあるというふうに見ていらっしゃるのですか。
(答)正に過去の経験則からして、ここまで話題になるのはあまりないんです、それで空振りということは。ただ、1回、私、痛い目に遭っていまして、麻生内閣の時に、当時、総理補佐官ですから、麻生総理が「ちょっと、ちょっと」と言うわけです。「そろそろ山口、事務所、構えておけ」と言うわけです。てっきりあると思えば、1年以上ありませんでした。そういった例もあるので、頭の片隅にちょっと置くぐらいかなということです。

(以上)