山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年10月17日

(平成26年10月17日(金) 9:02~9:13  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私の方からは、一つが、北方領土関係で根室の方に、明日18日、北方対策担当大臣として根室、納沙布岬を訪問するとともに、元島民の皆さん方とか、あるいは地元市町の皆さん方とも意見交換をさせていただく予定にしております。
 日程の詳細につきましては、内閣府の事務方の方にお問い合わせいただければ、詳しくお伝えさせていただきます。
 もう一つが、国会等の状況にもよりますが、お手元に資料があると思うのですが、10月20日月曜日でありますが、情報通信研究機構、NICTにおきまして、舛添東京都知事と2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術の取組について、会談を行う予定にしております。
 この取組につきましては、これまで「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術イノベーションの取組に関するタスクフォース」を8月に開催させていただきまして、舛添知事にも御参加いただいております。
 今、タスクフォースでの御意見等を踏まえて、各府省や東京都大会組織委員会と協力して、プロジェクトの検討を進めているところでございます。科学技術政策担当大臣として、今後も舛添知事と強力な連携の下で、これを進めていきたいと思っております。
 また会談と合わせて、NICTでゲリラ豪雨や他言語翻訳技術、サイバーテロ等への対策に関する研究開発についても、視察をさせていただきたいと思っております。
 いずれにしても東京オリンピック・パラリンピック、これを通じて最新の科学技術やIT関係の話を世界に発信して、また大会後も、これが大事だと思うのですが、国民の皆さん方の利便性向上、あるいは経済成長等につながるような取組になりますように、東京都と一層連携しながら、取り組んでいきたいと思っているところでございます。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の杉崎です。
 今日から靖国神社秋の例大祭が始まっているのですが、以前もちょっとお伺いしたことがあるのですが、大臣、参拝の御意向、御予定があるのかどうか含めてお伺いできればと思います。
(答)前にも申し上げましたように、自然体でございまして、日程的に今のところ行く予定はございません。
(問)科学新聞の中村です。
 舛添知事との会談なのですけれども、タスクフォースが8月に開催されて、確か12月までには科学技術のターゲットを決めるというふうなことだと思うのですけれども、第2回の開催とか、あるいは現在の検討状況について教えていただきたいのですけど。
(答)舛添知事とお目にかかって、もう少し詰めようという話から含めて、いろいろ深めていきたいとは思っていますが、個々いろいろこれをやりましょう、あれもやりましょうというのも大分煮詰まってはきています。
 とりわけ舛添知事、水素自動車あたりには大変御興味があるようで。
(問)共同通信の田窪です。
 根室を明日訪問するということですけれども、北方領土視察の狙いをお願いします。
(答)担当大臣としてお邪魔するのが、初めてでございます。これまで県会議員の時の1回と国会議員になって1回と、根室の方には行ったのですが、大臣として初めて実際に根室の方から北方領土を見ながら、同時に元島民の皆さん方とか関係市町首長の皆さん方のお話をじっくり聞かせていただいて、これからどういうことが更に必要か等々勉強していきたいということでございます。
(問)小渕大臣に政治資金の問題が持ち上がっていて、公職選挙法に触れる可能性も指摘されていますけれども、閣僚の一人として受け止めをお願いします。
(答)私も報道で見る範囲しかわかりませんので、ただ、かつて財務省のときも同じ副大臣で一緒にやってきましたし、そういうことはないだろうと信じておりますが、今、御本人が調査中ということですので、その結果を待ちたいということでございます。それ以上はわかりません。

3.資産公開に関する質疑応答

(問)時事通信、岸本と申します。
 大臣御自身の資産の内容についてと、あと、資産公開の意義についてコメントをよろしくお願いします。
(答)資産については、私の場合、ほとんど変化がございませんで、ただ7年ぐらい前に家を建て替えたのです。その時に家が新しくなったものですから、固定資産税がちょっと上がりましたけれども、資産も大きくなりましたけれども、ほとんど変わっていないと思います。
 ただその時に住宅ローンを借りまして、借金がどさっとふえましたが、こんなものなのかなという感じでございます。
 ただ、国会議員のランキングを見ると、「ああ、いろいろな人がいるな」という感じはしますが、資産公開も当初の目的どおり機能しているかどうかという問題はあるのでしょうけれども、大臣として身を正す、あるいは国会議員として身を正し、同時に国民の皆さん方にちゃんと見ていただくという意味で、非常に大事な話なのだろうと思っています。
(問)当初の目的どおり機能しているかというのは、どの辺に大臣として多少課題を見出されたのか。
(答)やはり透明性というところなのだろうと思うのです。毎回、議論として出てくるのですけれども、本当にどこまで出ているのですかということが一つあるし、閣僚にならせていただいたら、家族も全部出るわけですが、議員の場合はそれがないというようなこともあります。
 一番大きな問題というのは役職・地位を利用して、資産をふやしたのではないかみたいなことがないということを、明確に見ていただくということなのだろうと思うので、その都度また国会の方でも御議論があるでしょうし、直すべき点は直していったらいいのではないかと思います。制度自体は行っていく必要があると思います。

(以上)