山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年10月14日

(平成26年10月14日(火) 9:33~9:40  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 特に私の方からはありませんが、あえて申し上げると実は昨日、月曜日にIT政策の関係で徳島県の神山町、これは元々光ファイバーの時の御縁があって、大変頑張っていただいているので視察にお邪魔する予定でしたが、台風で残念ながら現地視察は日延べになりました。
 ただ、政務として地元紙の主催のシンポジウムは東京の方で出させていただきましたが、また何とか日にちをとってお邪魔をしたいと思っております。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。今、徳島県の神山町の話が出たのですが、IT政策担当大臣として現在のIT政策の課題というのはどの辺を見ていらっしゃいますでしょうか。
(答)2020年までに世界一利活用の進んだ国にしたいという目標の割にはちょっと、とりわけ私の立場としてきちんと全体を見ながら司令塔が機能しているかどうかに関しては検討の余地があるなと。今後いろいろ検討してみたい。
 政府CIO(内閣情報通信政策監)も非常に頑張っていただいていますが、どうしてもこれまでは目の前の課題は例えば政府における電子化というか、レガシーシステムの変更あるいはプラットフォームを共通化する等々いろいろあったのですね。セキュリティも含めて。その辺が大変だったのは分かりますが、では2020年を目指してどういう形で利活用を進めていくのか。どんなところにお役に立てるのかというのがトータルとして見えてこないという部分があります。それを何とかせっかくですからしっかりしたいなと思っております。
(問)共同通信の須江と申します。おはようございます。
 先週お伺いした宇宙政策委員会の議事録の関係ですけれども、その時大臣は時間があれば追々話を聞いておくという御発言でしたが、その後、もし例えば事務局や委員長とお話をすることがありましたでしょうか。
(答)事務方から若干話は聞いています。今までの経緯、前には十分知らなかったのですが、大体よく分かりました。御案内のとおりで、政策委員の皆さん方としては、とりわけ安全保障が絡んでくる話の時に、これまでのような議事録等々はどうなんだろうかなという思いもおありになるようです。かと言って、これまでも申し上げたように宇宙政策という意味ではもっともっと国民の皆様方に知っていただくことは大事でありますので、その辺の相談を今しています。
 近々、葛西委員長(葛西敬之宇宙政策委員会委員長)とお目にかかるようにしていますので、またその辺で話をもう少し詰めていきたいと思っています。
(問)ただ、安全保障が絡んでくる時にこれまでの議事録はどうかなという話があるということですが、そういった話は残念ながら今まで公になっていない。つまり安全保障があるから会議は公開しないけれども議事録で担保するというお話だったはずですけれども、後付けのように議事録さえも公開をためらうということが出てしまうと、ちょっと透明性という観点でいかがなものかという考えもあるかと思いますけれども、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)おっしゃるとおり、そういった問題はあると思います。同時に例えば安全保障を、今回まだ議事の中味は承知しておりませんが、防衛省にしてもどこにしても安全保障絡みの話はなかなかオープンにできないということで、工夫をしながらやっておられるのだろうと思うので、宇宙政策も今回そういった色彩が相当入ってきますので、その辺は工夫をしてみたいとは思っています。
(問)更にその関係で、そういったことがあって議事録の公開が遅れているということは、普通の方がホームページを見た時は何も分からないわけです。その点でも事務局は議事録の公開を遅らせていると受け取られかねないと思うのですが、いかがでしょうか。
(答)それはあるのだろうと思います。少なくとも私が就任する前の6月段階から止まっていたというのは、この間の時は知りませんでしたので、その辺は何をやっているのだという話は今しております。

(以上)