有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年11月4日

(平成26年11月4日(火) 8:48~8:55  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 皆様、おはようございます。
 冒頭、消費者・食品安全担当の大臣として御報告申し上げます。
 消費者庁では業務の効率化を図り、ワークライフバランスの実現に寄与する観点から、この夏、管理職の皆さんを対象に在宅型テレワークを試行いたしました。その結果、一定の成果が認められましたことから、対象を全職員に拡大することといたしました。消費者庁内で募集しましたところ、子育てを理由とする6名、うち男性5名、女性1名のテレワーク希望者があり、セキュリティを確保した上で、11月より週1回の在宅型テレワークを実施することといたしました。
 10月17日に取りまとめました「国家公務員の女性活躍とワークライフバランス推進のための取組指針」においても、働き方改革の観点からテレワークの本格的な活用を盛り込んでおり、この取組が職員の皆さんのワークライフバランスの実現、家庭や子育てなどのキャリアとの両立を後押しすることを期待させていただいている次第でございます。これが1点です。
 次に、第2点目を申し上げます。今度は規制改革担当の大臣として、御報告申し上げます。
 現在、規制改革に関する提案募集の要望につきましては、規制改革ホットラインとして内閣府のホームページ、または郵便によって随時御意見を受け付けておりますが、10月の集中テーマでありました地域活性化に続きまして、11月1日(土)から30日(日)までの1カ月間、「多様な働き方の実現」に関する御提案を集中的に受け付けております。
 女性の活躍する社会、若者や高齢者等も能力を発揮できる社会づくりのために多様な働き方の実現に向けて改革が必要だと皆様が考えられておられる規制の見直しについて、積極的な御提案を幅広くお寄せいただきたいと考えております。
 なお、多様な働き方の実現以外の御提案も同時に受け付けていますので、ぜひお聞かせいただきたいと考えております。
 規制改革ホットラインの詳細については、内閣府規制改革推進室までお問い合わせいただきたいと思います。
 私の方からは、以上2点の御報告を申し上げました。

2.質疑応答

(問)テレビ東京、好本です。
 先ほど、官邸で総理とお会いしていましたが、どのようなお話を。
(答)引き続き頑張りなさいと。
(問)(テレビ東京・好本記者)それは大臣として担当されている。
(答)それなりの励ましをくださったのだと思います。
(問)フジテレビの工藤です。
 冒頭の在宅の働き方のことなのですけれども、人数をもう一度と、あとは子育て以外の理由ということがあれば教えていただきたいのですけれども。
(答)現在、庁内で募集したところ、子育てを理由とする方が6名、うち男性が5名、女性が1名の希望者があったと伺っております。子育て以外の理由の方は、現在の応募段階ではなかった、と把握をしております。その実施に先んじて、今年夏に実施したテレワークの試行においては、タブレット型端末を貸与された管理職のうち、約9割が在宅型のテレワークを体験し、その成果として「家族とともに過ごす時間が増加した」、あるいは「通勤時間の負担軽減によって能率が向上した」等の意見が多く、これはやってみる価値があるという意義があったと認識して、今回のパイロット導入を経て、全職員の方々に希望を募り、11月から週1回のテレワークを開始します。

(以上)