有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年10月3日

(平成26年10月3日(金) 8:33~8:39  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 まず冒頭、すべての女性が輝く社会づくり本部の設置について、女性活躍担当大臣として発言させていただきます。
 本日の閣議において、すべての女性が輝く社会づくり本部の設置を決定いたしました。この本部は、様々な状況に置かれた女性が自らの希望を実現して輝くことにより、我が国最大の潜在力であります女性の力が十分に発揮され、我が国社会の活性化につながるよう、総理を本部長として内閣に設置するものでございます。
 女性が輝く社会の実現は、安倍内閣の最重要課題の一つと認識しております。この本部が司令塔となって女性の活躍を阻むあらゆる課題に挑戦するとともに、女性全体の暮らしの質が向上するよう男女共同参画推進本部とも連携しつつ、政府が一丸となって取り組みたいと考えております。
 詳細につきましては、内閣官房副長官補室にお問い合わせをいただければと思います。
 次に、一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からの公益認定申請について御報告いたします。
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、9月30日、この間の火曜日に、内閣総理大臣宛てに公益認定の申請がございました。
 東京オリンピック・パラリンピックの成功は国民皆さんの願いであり、その準備のための申請がなされたものと理解をしております。今後につきましては、公益認定等委員会において、法令に基づき申請を審査していただくことになります。
 詳細につきましては、内閣府大臣官房公益法人行政担当室にお問い合わせをいただきたいと思います。
 以上、私のほうからは2点御報告申し上げました。

2.質疑応答

(問)NHKの霜越です。
 推進本部ですが、具体的にこれからこういったものに取り組んでいくというものがあれば数点挙げていただけますか。
(答)たくさんございます。毎日そのために昼夜を問わず考えてまいりましたので、逐次報告をさせていただきたいと思います。
(問)(NHK・霜越記者)具体的に何点か挙げていただければ。
(答)もちろんその中では、男女共同参画局と連携をして、まずは法案を今国会に出すということで、これは雇用面における女性の登用、それから活躍を推進するものでございますし、同時に、いわゆるキャリアということだけではなくて、全ての女性が輝くためのパッケージということを総理からしっかりと10月の早い段階で出すようにという御指示をいただいておりますので、その内容を精査していくことになると思います。
 内容は、近々総理に御報告をさせていただきますけれども、当然キャリアということだけではなくて、仕事をこれからしたい方も、それから介護で困難に直面している方も、ひとり親家庭の方も、いろいろな状況の方々がいらっしゃるという中で、この間申し上げたストーカーの未然防止や、あるいは性犯罪の防止や、あるいは非正規雇用で困っていらっしゃる方々や、いろいろな女性のライフスタイル、あるいはライフステージに呼応して手が打てるようなものの包括的なパッケージを用意させていただくことになろうかと思っております。
(問)テレビ朝日の中西と申します。
 昨日、総理が本会議で、来年4月からの子ども・子育て支援新制度についての財源の確保について、しっかり対応していくというふうにおっしゃっていたと思うのですけれども、認定こども園の対策、いろいろな問題がありますが、その対策についても財源を新たに確保するということなのでしょうか。
(答)当然そこも入ってまいります。認定こども園になりたいと思われる方が安心して認定こども園になる、あるいは保育園でいきたい、幼稚園でいきたいという方が、自らの事業者としての選択に自信が持てるような仕組みにしていかなければいけないということと、それからやはり待機児童の解消という大きな目標に資するような仕組みになっているかということは、ちゃんと見ていかなければならないというふうに思っております。財源の確保も極めて大事だというふうに認識をしておりまして、昨日の本会議において、総理が消費税分以外も含めて一生懸命予算を確保したいというふうに、総理として御発言をいただいたことは、大変ありがたいことだったというふうに私もマークしております。

(以上)