稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年8月21日

(平成25年8月21日(水) 14:39~14:45  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 私から、冒頭は特段ございません。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の明楽です。
 内閣人事局構想で、対象の幹部公務員の人数を600人から縮小するという一部報道ありましたが、現時点での大臣のお考えをお聞かせください。
(答)そのような報道があったこと自体は承知しておりますけれども、そこに書かれた内容については、事実とは違います。また、現時点でのというか、基本法においても600人規模ということは規定がされておりますので、規模的には600人規模というふうに考えております。
(問)スポーツニッポン新聞社の飛澤と申します。
 今日、全柔連の臨時理事会がありまして、上村会長、執行部、理事、総辞職しましたが、これについての受け止め、お願いします。
(答)報道等で、今御質問いただいたような動きがあることについては承知をいたしております。いずれにしましても、7月に勧告をいたしましたとおり、執行部のみならず理事会、監事、評議委員会が、それぞれが責任を明らかにして、公益法人としての適正に事業を実施できるようなガバナンスを構築していただきたいというふうに思っております。
(問)テレビ朝日、菅原です。
 クールジャパン関連でお聞きします。漫画の「はだしのゲン」についてなんですが、広島の原爆や戦争の悲惨さを描いた漫画なんですが、松江市など地域によっては図書館で閲覧が一部制限されるなどの処置がとられていました。個人的には、「はだしのゲン」は外国語にも翻訳されて出版されるなど、唯一の被爆国としての日本が世界に発信できるソフトの一つであるかというふうにも感じております。閲覧制限が設けられたということについて、まず、どのようにお感じになりますでしょうか。
(答)クールジャパンと関連するかどうかは別にして、やはり私は、民主主義の基盤というのは自由な言論、そして表現の自由が確保されていることであるというふうに思っております。そういう意味においては、やはり最大限に、憲法的なそういう自由は確保されるべきであるというふうに思っております。
(問)共同通信、中久木です。
 靖国の件なんですけれども、8月15日に大臣は御参拝されたと思うんですけれども、どういうお立場で、記名されたとしたら、どういう肩書を記名されたのか。あるいは、玉ぐし料は払われたのか。そこら辺、お願いします。
(答)毎年4月28日に伝統と創造の会で参拝をしております。と同時に、8月15日もその議連で、ここ数年は参拝をいたしておりまして、伝統と創造の会として参拝をいたしました。また、記帳は、伝統と創造の会、衆議院議員、稲田朋美というふうに記帳をいたしました。玉ぐし料は、伝創会のほうから出したというふうに承知しています。
(問)共同通信、中久木です。
 重ねてなんですけれども、中国、韓国、両国から閣僚の参拝については批判も出ているんですけれども、こういう批判に対しては、大臣はどのような見解をお持ちでしょうか。
(答)いつもこの場でも言っていますように、いかなる歴史観に立とうとも、自分の国のために命を捧げた方々に対して感謝と敬意、そして追悼の念を表するのは、主権国家の国民であるならば私は許されるべきだと思っておりまして、そういう趣旨で参拝もいたしましたし、理解をしていただきたいなと思います。
(問)フリーランスの島田と申します。よろしくお願いします。
 クールジャパンに関してなんですけれども、予算を見ると、各省からの寄せ集めた感じが非常にして、このあたり精査をどれだけしているのかということをお伺いしたいんですが。例えば外務省とかですと、青少年交流事業が復興予算や一般会計でも計上されていて、クールジャパン予算にも入っているんですけれども、このあたり、どこにどう整理して考えればいいのかということを教えていただければと思います。
(答)私自身のクールジャパン戦略としては、予算というものはついておりません。そして、私自身の担当としては、クールジャパンの戦略を策定するという立場ですので、個々の省の予算に関しては、行革の行政事業レビュー等において検証するということになるのではないかと思っています。

(以上)