稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年6月18日

(平成25年6月18日(火) 9:02~9:10  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 冒頭は、私からは特にはございません。

2.質疑応答

(問)共同通信の中久木です。
 全柔連(全日本柔道連盟)の件なんですけれども、大臣が所管する公益認定等委員会が、暴力指導問題や助成金の問題に関して報告書を求めたところ、真摯な対応がないということで、異例の再報告を求めていますけど、まず、この全柔連の対応について御見解をお願いします。
(答)そうですね、私もその回答を見ましたけれども、やはり事実関係等についてもきちんと答えられていないというふうに思います。そして、公益法人の適正な業務の運営の確保という観点から事実関係の把握に当たっていると、もう一度報告を求めているということだと思います。
(問)この再回答を求めるのはかなり異例だと思うんですけれども、この全柔連の組織としてのコンプライアンスがなっていないという指摘もされていますけれども、組織としての姿勢については大臣どのようにお考えですか。
(答)そうですね、これほど重大な問題にもなり、お金の問題、また暴行の問題など、私はやっぱりきちんと組織として自浄作用が働くべきであって、おざなりだと言ったら失礼かもわかりませんけれども、真摯な回答ではないということで、異例ではあるとは思いますが、再度報告を求めたところであって、誠実な対応をしていただきたいと思います。
(問)重ねてすみません。その自浄作用という点で、全柔連は、上村会長が続投の意向を示していますけれども、これだけ不祥事が続いている中でトップが代わらないのはいかがなものかという指摘もありますけれども、もし御見解があればよろしくお願いします。
(答)やはり組織自体としてきちんと今回の事件を真摯に受け止めて、そしてそれに対して対応をするという姿勢をやっぱり見せてほしいなと思います。
(問)ニコニコ動画の七尾と申します。よろしくお願いします。おはようございます。
 児童ポルノ法改正案によるクールジャパンへの影響についてお伺いしたいと思います。日本のアニメは、言うまでもなく世界のスタンダードとなっておりまして、各国から広く受け入れられている状況にあるんですが、現在、自民、公明、維新から出されております児ポ法改正案が施行されれば、クールジャパンという世界に誇る重要なコンテンツを自ら毀損することになりかねない。また、この法案につきましては、野党からも著しい人権侵害、あるいは表現の自由の侵害であるという意見が出されております。こうしたことにつきまして、クールジャパン担当大臣としてどうお考えになりますでしょうか。
(答)やはり日本の誇るアニメ、それから漫画、そういうものをどんどんと発信をしていくことは、日本の再生の戦略の重要なツールだというふうに認識をいたしております。一方で、表現の自由というのは、憲法の中でも非常に、いわば民主主義の過程における投票箱での民主主義を図る上において非常に重要な位置付けがされていると思います。ただ、表現の自由といっても無制限ではありませんので、その兼ね合いをやはり慎重に検討していくべきではないかというふうに思っています。
(問)すみません、重ねてです。ありがとうございます。この問題については、アニメファン、ネットだけが騒いでいるということではなくて、現状を言いますと、日弁連の会長におきましても、13日付で声明を出されています。この法案の中の、ごめんなさい、ちょっと細かい話なんですが、附則第2条に関連しまして、やはり繰り返しになりますけれども、クールジャパンのコンテンツであります漫画、アニメの規制、そして根源には、やはり表現の自由を制限する問題だという危機感が背景にあります。例えば、具体的には「ドラえもん」なんかは当然世界的にも人気があるんですけれども、例えばお風呂のシーンなんかが一部カットされてフルに日本の文化が伝わらないという、そういった状況も考えられます。これはやはり世界に誇るクールジャパンを守ってほしいと、大臣にかかる期待は大きいんですが、改めていかがでしょうか。
(答)私も今の御指摘の表現の自由を制限する、不当に制限することがあってはいけないと思います。今、日弁連からの会長の声明でしょうか、まだ読んでおりませんので、そういう各界からの御指摘などもきちんと踏まえて、不当な制限にならないようにするべきだと、クールジャパン戦略担当大臣としては思います。
(問)フジテレビの和田でございます。おはようございます。
 先ほどの上村会長の件なんですけれども、組織としてきちんと今回の件を真摯に受け止めて、それに対して対応する姿勢をきちんと見せていただきたいという御発言で、それ以上でも以下でもないと思うんですが、これは続投されることに対して否定的な御発言と受け止めてよろしいんでしょうか。
(答)いや、組織の長を誰にするか、上村会長が続投するかどうかまで私の立場としてコメントすべきではないと思います。ただ、やっぱり今回の報告書ですね、返ってきた回答書は非常に不十分なものだと私は思います。そして、本当に誠実に回答されたのか、また組織として議論をした結果こういうものが出てきたのかなども含めて、私は今度の再回答においては真摯な対応を見せていただきたいし、やはり自浄作用というか自浄能力というものを高めていただきたいというふうに思います。

(以上)

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