稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年2月1日

(平成25年2月1日(金) 9:35~9:42  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは申し上げることは特段ありません。

2.質疑応答

(問)時事通信の大沼です。
 行革推進会議の件でお伺いしたいんですが、今、人選作業中だと思いますけれども、その進行状況。あと初会合の目途を教えてください。
(答)初会合ですね。今、推進会議のほうの人選も進めているところで、8割方固まったかなという感じでございます。まだ、初会合の日程を決めるところまでは至っていませんが、なるだけ早くとそういうふうに思っています。
(問)もう1点、どういった点で安倍政権のカラーを出していこうと考えているのか、その狙いを教えていただけますでしょうか。
(答)行革の中でですか。行革については本当に自民党政権下でも議論があったところでもありますし、また民主党政権の中でも取り組まれていたこともたくさんありますから、その継承も踏まえて、いつも言っていることですけれども、行政の合理化、そして効率化、また公務員が自分の仕事に誇りを持って国家、国民のために機能できるようにという観点は安倍政権らしさというか自民党らしさではないかなと思っています。
(問)東京新聞の宮尾と申します。よろしくお願いします。
 大臣、行政事業レビューの継続についてはいろいろやっていらっしゃると思うんですが、これは民主党政権でやっていたもので、大臣は民主党政権でやっていたものでもいいものはいいということをおっしゃっていますが、これは自民党の中で、例えばちょっと民主党の手あかがついているとか、そういうことで継続すべきでないというような異論のようなものは全然ないでしょうか。自民党の中でコンセンサスはあるんでしょうか。
(答)自民党の中でも議論はこれからもあるかと思うんですけれども、行政の各省が自分のやっている事業について見直して、透明性を高めるというのは自民党、民主党を問わず、私はなされるべきだし、それは党とも同じではないかなと思っています。
(問)もう1点お願いしたいんですが、行政事業レビューは大変いいと思うんですが、役所の立場からすると、例えばいわゆる天下り法人の実態とか、あるいはそういう法人を経由して、事業費を中抜きしているような状況とか、そういうのがわかるということで、嫌がる向きもあるかなと思うんですが、例えば記載項目を簡略化するとか、そういう骨抜きするような傾向が予想されなくもないんですが、それをはねのけてしっかりやっていくという決意をちょっと改めていただけないでしょうか。
(答)あまり性悪説に立ってないので、各省にとってもうがった見方をされるよりかはきちんと公開して、自分たちがやっている行政が適正だというところを明らかにすることが各省にとっても利益になると思ってもらえるのではないかと思います。
(問)わかりました。大臣のリーダーシップでぜひお願いします。
(答)はい。
(問)共同通信の中久木です。自民党の先の衆院選の政権公約を見ると、行政改革推進会議発足から1年以内に改革計画を立案して3年以内に立法措置を行うという記載があるんですけれども、これは中央省庁再編に関してのスケジュール感とか、あるいは行政改革一般のスケジュールとか、そこら辺をお願いします。
(答)そこは、今後の党の議論にもよるかなと思うんですが、もちろん公約を守っていきたいという気持ちは私にはあります。
(問)1年以内に立案して、3年以内というのは、これは中央省庁再編に関してのスケジュールですか。
(答)中央省庁再編って、すごく大きな課題ですから、いつまでにとかいうよりもしっかりと議論していくことが重要じゃないかなと思います。
(問)フジテレビの和田でございます。細かいことで恐縮ですが、先ほどの行革推進会議なんですが、お名前は結構ですが、民間の方というのはおよそ何人ぐらい予定されているのでしょうか。
(答)何人ぐらいってまだちょっとあれですが、全体で10人以内ぐらいにして、経済界とか学者さんとか、そういうところから見識のある方を幅広く選んでいるつもりでおります。
(問)全体で10人というのは、民間の方だけで全体で10人。
(答)全体として10人以内ぐらいには収めたいと思っています。
(問)共同通信の中久木ですが、行政改革推進本部、あるいは推進会議で独立行政法人改革に取り組む考えを示されていますけれども、この方向性なんですけれども、これは組織の統廃合などで数を減らしていくという改革なのか、あるいは独法の中身、例えば給与体系とか業務の見直しなど、中身を変えていく改革、その方向性についてお願いします。
(答)数を減らせばいいというものでもないと思いますが、本来のそれぞれの独法の本来の目的に従って、きちんと機能できるようにというか、そういう観点で見直しというか、それは民主党政権下でも、いろいろと議論されていたことも検証しながらやっていきたいと思っています。
(問)それは組織の数を減らすということも視野に入っているということですか。
(答)そうですね、そういうことも含めて、議論していきたいと思っています。

(以上)