森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年4月2日
(平成25年4月2日(火) 9:20~9:26 於:消費者庁6階記者会見室)
1.発言要旨
<第6回日本経済再生本部における発言について>
おはようございます。
本日、朝、第6回日本経済再生本部において、待機児童の問題について発言をいたしました。
横浜市の林市長に、私の少子化タスクフォースの委員に入っていただいておりますので、待機児童の問題については、横浜市の取組を全国的に水平展開をしてまいりたい、厚生労働大臣と連携してやってまいりますということを申し上げました。その上で、待機児童が増加している一因として、まだ子供と一緒にいたいのに、家庭で子育てしたいのに、職場の事情で、早く子供を保育園に入れなければならないという事情も指摘されていることから、望む時期に職場に復帰できる環境を整えること、そして望む時期に保育園に入れることができるようにすること、それが重要ではないかということを私の方から指摘をさせていただいたところです。
総理からは、女性の活躍の場を広げるための総合的な対策の強化を森大臣にお願いしたいという御指示がございました。
私からは以上でございます。
2.質疑応答
- (問)総理の発言の中で、女性の活躍を広げるための総合的な政策というような発言があったということですが、これは森大臣としては、具体的にどのような政策と受け止められたのでしょうか。
- (答)私は、総理とも今後きめ細かい情報交換をしてまいりたいと思っておりますが、私の少子化タスクフォースでは、女性の人生を横軸にしますと、出会い、結婚、妊娠、出産、育児、縦軸が家庭、地域、仕事場といたしております。そうしますと表の前半部分、出会い、結婚、この辺が今までの取組ですと薄い部分であったと、不十分であったと思いますので、待機児童の解消などの育児支援を強力に進める一方で、今まで薄かった部分、結婚、妊娠、その辺りを同時に政策として展開してまいりたいと思います。
それによって、女性の人生のステージ、それぞれのどの部分も国から支援がある、スムーズに女性が人生を過ごしていく中でつまずくことなく、あきらめることなく、輝いていけるということになると思いますので、総理の御指示もそういったところも含んでいると思います。
昨日、琴野さんという方が消費者庁に第1期生として入庁いたしましたけれども、彼女のような20代の女性が、大学を出て就職をした後、女性の人生として、働きながら、結婚をし、子供も産み、育てながら、いきいきと輝いていけるような環境を整えてまいりたいと思います。
(以上)