森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年3月26日

(平成25年3月26日(火) 9:13~9:30  於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

<「第1回幼児教育無償化に関する関係閣僚・与党実務者連絡会議」の開催>
 おはようございます。
 私のほうから三つ、報告がございます。
 一つは、幼児教育無償化に関する件で、昨日18時から第1回幼児教育無償化に関する関係閣僚・与党実務者連絡会議を開催いたしました。昨日の会議後の記者会見でも申し上げましたが、会議では、下村文科大臣から、就学前教育というもの、幼児期の教育というものがその後の人生を豊かにする、そこに寄与するということと、また、社会的・経済的効果が大きいということで、諸外国で幼児教育の無償化に舵を切っているのだというような話がありました。さらに、その後の自由討議では、就学前教育を受けていない層に手を伸ばすべきだという意見。待機児童の解消や保育の質向上が重要であるので、こちらはきちんとやるのだと、幼児期教育の無償化と両立させて待機児童の解消等も並行して進めるという、間違いないメッセージを国民に出すべきだという意見。それから、幼児教育の無償化については財源の問題が非常に困難であり、一気に行うのは難しいので、対象を絞って開始し、段階的に進めてはどうかという意見。幼児教育の無償化というときに、幼児教育と保育の整理をする、内容的な整理をする必要があるのではないかといった意見など、様々な意見が出されました。今後のスケジュールとしては、月1回程度のペースで開催し、論点等について更に深掘りをした検討を行い、5月から6月を目途に、連絡会議として何らかの整理を出せるようにしたいと思います。

 

<「少子化危機突破タスクフォース」の開催>
 2点目は、少子化危機突破タスクフォースについてでございます。このたび、私の下に、少子化対策について専門的な助言や提言をいただく組織として、少子化危機突破タスクフォースを立ち上げることといたしました。このタスクフォースは、結婚、妊娠、出産、育児の全てのステージにおける課題の解消を目指すとともに、家族を中心に置きつつ地域全体で子育てを支援していく取組の推進等について意見交換を行うもので、メンバーはお手元にお配りをしているとおりです。明日、3月27日水曜日に第1回のタスクフォース開催を予定しており、冒頭に私が挨拶をいたします。詳細は事務のほうまでお問い合わせを願います。

 

<「第5回若者・女性活躍推進フォーラム」の開催>
 三つ目でございますが、今度は女性のほうでございます。第5回若者・女性活躍推進フォーラム、お手元の配付資料のとおり、女性の活躍をテーマに、4月20日土曜日に群馬県で開催をいたします。地域の女性経営者や女性活躍企業経営者、農業関係者、男性の育休取得経験者などから、女性の活躍推進の取組を行う地元中小企業等への支援、ワーク・ライフ・バランスの推進など、男女がともに仕事と子育てや生活を両立できる環境整備の促進、女性の活躍促進を通じた地域経済活性化、女性農業従事者の支援等について様々な意見交換を行い、今後の対策案の取りまとめに反映させていきたいと考えております。また、会議は公開としまして、共催の群馬県を通じて一般参加者を募集いたします。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)活躍推進フォーラムなんですが、地方開催ということで、群馬県を選ばれた理由というのは何かありますか。
(答)地方でどこで開催しようかと思いまして。官邸でやっておりますので、どうしても都会の論点中心になって、待機児童の問題等が特に話し合われるわけでございますが、地域ではまた別の問題がございますので。そういった意味で、全ての都道府県のM字カーブの深さと要因の平均点というのを図にしまして、その中のちょうど真ん中あたりにあるのが群馬県なのです。M字カーブの深さとか、それから出生率が平均的であるということで、地域の女性の活躍の状況や課題、農業や自営業での女性の活躍などについて、代表的な声が伺えると考えまして選びました。
(問)タスクフォースのほうなんですが、メンバー見ると、なかなか著名な方もいらっしゃっています。これ、人選は大臣、かなり積極的に関わられたんでしょうか。特にミス・インターナショナルの方とかその辺も、ちょっと人選について、大臣の狙い等々、お願いいたします。
(答)人選は、もう私、一生懸命やりました。
 ミス・インターナショナルの吉松さんも私が説得しました。彼女とお会いしたときに、日本の女性の活躍でありますとか、それから、子どもを産み育てながら仕事をしていくということについて、吉松さんが世界の中でミス・インターナショナルとして競争した経験、また、その後、世界の頂点に立ちまして、様々な国で今御活躍中でございますが、その経験の中で、各国の女性の活躍とか、それから、子育てをしながら活躍している女性に触れる機会が多いということから御意見をいただいて、意気投合いたしまして。一つには、このミス・インターナショナルというのは、出場者全員、もちろん美人なのですが、美しいだけではなくて、様々な点数がつくのです。その中の基礎点数としてジェンダーギャップ指数というものが採用されています。御存じのとおり、ジェンダーギャップ指数は、日本は世界で101位です。101位からスタートして、日本人で初めてなのですけれども、世界のトップに上がっていった彼女の努力というのは相当なもので、その中で様々な思い、経験、世界の出場者との交流がございますので、是非少子化の危機を突破していく中で彼女の意見を採用したいと思ってお願いをしまして、参加していただきました。
(問)追加で、すみません、このタスクフォースは、結論なり報告書なり答申なり、どういう形か分かりませんが、これは例えば夏頃までなのか、もう早くするのか、時期的なめどについて教えてください。
(答)一つには、骨太の方針に何か反映させたいと思っております。ただ、私、過去の少子化関連の政府が取り組んできた20年前からの様々な会議を見まして、もう会議で検討する時期は終わったと、実行の時期であると思っていますので、その意味も込めて、タスクフォース、実行部隊と名づけました。6月、夏の骨太の方針を目指してはおりますが、そこに至る前に、効果的であるということが実行部隊の中で確認されましたら、もう一つひとつアクションに移したいと思っております。
(問)関連で、そのタスクフォースなんですけれども、大臣がイメージする、具体的に何を検討していくのかということと、あと、この前倒しで一つ一つアクションに取り組むということですけれども、早いものではいつから、具体的にいつからなど、考えておられるのでしょうか。
(答)第1回の会議で、そういったことを話し合いたいと思っております。
 安倍総理が、この少子化問題について、かなりその危機意識を私と共有しておりまして、そういった意味で、内閣官房参与ということで、官邸のほうに吉村参与を最近になって任命してくださいました。
 吉村参与もこの危機突破タスクフォースに政府事務局として私と一緒に参加をいたしますので、そのアドバイスもいただきながら課題を検討していきたいのですが。横軸と縦軸というふうに私考えておりまして、横軸が人生でして、出会い、結婚、妊娠、出産、育児という横軸、縦軸が家庭、それから仕事先、会社、それと地域という縦軸がございまして、その横軸と縦軸でマトリックスをつくりまして、今ある、今まで打ってきた政府の制度、今動いている制度、それから、各自治体で行っている婚活支援でありますとか様々な制度を色別でつくりまして、そうすると、空白の部分があるのです。ですから、今ある制度を強化すると同時に、空白の部分にも打っていく。
 切れ目ない支援をしていかないと、どこかでつまずくと、もうそれで嫌になってしまうので、そういう意味で、その中で、もうこれはやれるし、やるべきだという課題があれば、すぐ実行に移したいということで、今朝も閣議の合間に総理とお話しして、いよいよ明日スタートですからということで報告をさせていただきました。きめ細かく、吉村参与と私で総理に報告しながら、できるものをどんどん実行していきたいと思っています。
(問)その空白の部分に打っていく具体的なイメージなどが今幾つか挙がっているのであれば、ちょっと教えていただきたいのと、あと、このタスクフォースは今後、ペースとしてはどれぐらいの頻度で行っていくのでしょうか。
(答)空白部分のアイデア、私なりにはあるのですけれども、これは明日、委員の先生方に検討していっていただきたいと思うのですが、一つ例を挙げるとすれば、若い世代のカップルが2人とも低所得でなかなか結婚に踏み切れない、そういう部分の支援が手薄になっておりますので、そこに政府として支援をしたり、それから、そういうところを支援したいと思っている地方自治体がありましたら、支援していくというようなことができたらいいなと思っています。
(問)関西電力と九州電力の電気代の件なんですけれども、今、経産省との協議が進んでいると思いますが、東京電力のときには両省庁の意見に隔たりがあって、ちょっとすり合わせ、最後は難航したかと思いますが、今回いかがでしょうか。スムーズに終わりそうでしょうか。
(答)はい。今回は、経済産業省の審査専門委員会における審査の過程では、消費者庁が提示したチェックポイントも踏まえて議論が行われまして、経産省の査定方針案については、我が庁のチェックポイントが反映されている点が相当程度見受けられました。その点は評価しております。
 一方、更なる改善点があるということで、消費者委員会の意見も踏まえまして、経産省に22日に、更にここを改善してくださいという申し入れをしておりますので、そこを今交渉している最中でございます。
(問)スムーズに進んでいますか。
(答)交渉がスムーズかスムーズでないかというのはよく分かりませんが、交渉中ということです。
(問)先ほどの少子化対策、女性の参画のことですけれども、消費者団体の中にも婦人団体があるし、婦人グループも多いわけですけれども、この中には地域コミュニティの中で女性の参画に関心が高いのがあって、育児ですね。子どもの育児の、先ほどおっしゃった横軸・縦軸の中に地域とかということを、関心高いところが多いんですけれども、大臣としては、このような消費者団体、消費者グループとの、この問題に対しての連携というものをどういうふうにお考えでしょうか。
(答)はい、もちろん考えております。このタスクフォースは、毎回いろいろな方の御意見をお伺いしていきますので、委員以外の方をお招きしてヒアリングも行いますので、様々な立場、様々な地域の方からの御意見を広く伺っていきたいと思っております。

(以上)

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