古屋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年6月24日

(平成26年6月24日(火) 9:37~9:41  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 おはようございます。私からは特に発言することはございませんが、1点だけ、昨日、東京国立博物館において、国立台北故宮博物院の、正式名称は「台北國立故宮博物院」ですね。この特別展のオープニングセレモニーがございまして、私も閣僚としてではなくて、日華議員懇談会の役員、そして「海外の美術品等の我が国における公開の促進に関する法律(海外美術品等公開促進法)」を作った責任者の一人として参列してまいりました。そして内覧会も見学させていただきました。
 すばらしい作品が展示されています。特に「翠玉白菜」という、これは現地でも一番人気のある清の時代の作品がございます。九州では、「肉形石」といってもう一方の人気の作品が期間限定で九州国立博物館で10月以降展示されます。
 アジアの文化の象徴でもありますので、ぜひ多くの方に見ていただくことを期待いたしておりますし、また私も、この法律を15年かけて作ってきた一人として、昨日を迎えられたということは大変感無量のものがございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)毎日新聞の村尾です。
 日朝の再調査合意から3週間をめどに調査委員会立ち上げという話になっていましたけれども、明日、明後日ぐらいで4週目ということになりますが、これは北朝鮮側の取組が何か遅れているのかどうなのか、現状についての御認識をお願いします。
(答)まだ正式な向こうからの通知はないと承知はいたしております。一方では、我が国はどういう状況にも対応できるような、一連の我が国内、政府内の対応の準備は万全を期して進めております。そういうところが現状でございます。
(問)読売新聞の大木と申します。
 今大臣おっしゃっていた台湾の故宮博物院の展示ですけども、「国立」とするところで中国側が大分反発をしていると思います。この博物展を開かれたことでの日中関係の影響等については大臣どのようにお考えでしょうか。
(答)この「國立故宮博物院」というのは正式名称です。登録をされている名称です。これは外務大臣も含めて、どういう名称でやるかということについては十分、昨年、すり合わせをいたしまして、正式名称でありますから、皆さんのお名前を、例えば私、「古屋」ですけど、「古」というわけにいきませんので、それと同じ、正式名称を使うということですから、これは外交的にはクリアいたしております。これはもう去年の時点で、正式名称として使うということは、政府も了承で、当然関係者も皆了承の上やっているということですね。

(以上)