古屋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年4月18日
(平成26年4月18日(金) 8:46~8:52 於:内閣府本府1階118会見室)
1.発言要旨
おはようございます。
私からは、先日、皆様にも御報告をした国連安全保障理事会のアリア・フォーミュラ会合の件でございますけれども、今日、日本時間の今朝4時、現地ニューヨーク時間で17日の午後3時から開催されました。家族会を代表して増元照明事務局長に参加をしていただきまして、家族の苦しい思いであるとか、日本以外の国々に同様に苦しむ被害者家族がいることについても言及をいただきました。一刻も早い北朝鮮の人権状況の改善と、拉致被害者の命の救済を訴えられた、こういうふうに聞いております。
今回の会合は、安保理事国などが被害者御家族のお気持ちを直接聞いて、拉致問題を含む北朝鮮の人権状況について理解を深めていくという上で、極めて有意義な会合であったと認識をいたしております。今後、安保理を始めとする国際社会における適切な行動、拉致問題の解決につながるように、引き続き関係各国と緊密な連携をしてまいりたいと考えております。
私からは以上であります。
2.質疑応答
- (問)朝日新聞の久木です。
オバマ大統領の来日に併せて拉致被害者の家族の方々との面談を調整されているというお話があったと思うんですけれども、具体的に実現しそうでしょうか。 - (答)これについては、もう外交チャンネルを通じて調整をされていると理解をしています。詳細については承知しておりません。
- (問)まだ決まっていないと。
- (答)そこも含めて私は聞いておりません。
- (問)関連で、モンゴルの大統領が先日、総理との昼食をともにされていて、今後拉致問題を含む日朝関係の進展において、モンゴルに期待することというか、何か具体的な話は今後に向けて出たんでしょうか。
- (答)総理との会談ですか。それは、もう総理は4度か5度ぐらいエルベグドルジ大統領とお会いして、そういう意味では信頼関係もありますから、いろいろな話合いがあったと聞いております。その中身については、言及は差し控えさせていただきたいと思います。
- (問)関連で、共同通信の江藤です。
モンゴルの大統領なんですけれども、古屋大臣が会われたりとか、今回会ったりとか、また今後会う予定とかそういうのはあるんでしょうか。 - (答)私も就任式典等々で大統領とも直接会っております。今回も会う機会があればお目にかかろうということで調整はしております。まだ決定していません。
- (問)話題変わります。アントニオ猪木参院議員の訪朝団なんですけれども、衆参両院が許可をする方向で調整に入ったようです。北朝鮮の制裁を解除するかどうかは行動対行動ということなんですが、こういうふうなこと、訪朝するということでなし崩し的に解除とか緩和の方向になるおそれとか、その辺の受止めはどう見られていますでしょうか。
- (答)新聞で、許可する方向であるという趣旨の記事は見ましたよ。私は、訪朝する議員が私のところへ訪ねてきましたので、これ先週もたしかお話ししたと思いますけれども、やはり自粛をするということになっているわけですから、そうするべきではないかとかなり強く私も発言をさせていただきました。平沼拉致議連会長からも同じ政党ということで連絡もございまして、平沼会長も訪朝予定の議員に対して、できるだけ慎重にやったほうがいいんだろうというようなことをおっしゃったそうですね。これは私、既にそのことはお話をさせていただいております。
本来はそういう形であるべきなんでしょう。ただ、これはやはり国会の議運で考える話でございますので、私がそこでいろいろコメントするということは差し控えさせていただきたいと思います。 - (問)となると、院の側が許可したということになれば、これからまた、もう自粛を求めたりすることは特にされないということですか。
- (答)いや、だからそれは私が決める話じゃないですからね。これはあくまでも議院運営委員会の話なので、立法府側の話ですから。ただ、渡航自粛がずっとしかれているということも現実ですね。
- (問)たびたびすみません。21日から靖国神社の春季例大祭が開かれます。毎年春と秋の例大祭と、あと終戦記念日に大臣は参拝されていますが、今年は参拝されますでしょうか。
- (答)適宜適切に判断をさせていただきます。
- (問)関連で、その関係で直後にオバマ大統領の来日というのが控えているんですけれども、それは判断に影響されますでしょうか。
- (答)それも含めて、適宜適切に判断をさせていただきます。
(以上)