古屋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年9月27日

(平成25年9月27日(金) 10:36~10:43  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 どうも皆さん、おはようございます。
 今日の閣議は、総理がニューヨークにおりますので、総理が出席しておりません。また、海外出張している閣僚も何人かいらっしゃいました。
 私からは特に閣議についてはございませんが、私から御報告申し上げたいことは1点、台風18号関係の激甚災害の指定についてでございます。
 台風18号、各地区で大きな被害をもたらしましたけれども、政府も、私が海外出張中は、谷垣臨時代理にもわざわざ京都府に団長として行っていただきましたし、また西村副大臣、亀岡政務官、そして木村総理補佐官にもそれぞれ分担をしていただいて、各地区を視察いただきました。その上で状況の把握に努めてきたところでございますが、このたび、農地とか農業用施設、林道についての災害復旧の査定見込み額が、全国を対象とするいわゆる激甚災害、本激ということで指定基準に達する見込みとなりました。できれば早急に閣議決定のための手続に入りたいと思っております。
 私からは以上であります。

2.質疑応答

(問)大臣、すみません、共同通信の宮沢といいます。
 今の台風18号の激甚指定の話なんですが、早急にというのは、来週辺りでしょうか。
(答)そうですね。これは全部手続がございますので、できるだけ早く、やはり被災地の方々のことを思うと、できるだけ早く閣議決定をすることが必要になるので、もう来週中にはしたいと、そういう指示を出しておりますけれども、いつということは、ちょっとまだ確定はできません。
(問)その指定の対象なんですけれども、確認なんですが農地等ということで。
(答)そうです。農地、農業用施設、林道等ですね。これに対する基準があるんですが、その基準を超えましたので。
(問)公共土木のほうは。
(答)今のところ、数値、計算しているんですが、公共土木という視点からすると、ちょっとまだ基準に達していないんですよ。だから、今後はその計算をしながら推移を見守って、もし達するところがあれば局激なりの指定ができるかもしれませんが、現状では、公共土木という視点からすると、ちょっと基準には達していないというのが実情です。
(問)局激の見通しは、まだ算定中でしょうか。
(答)局激も含めてですね。意外と民地とか民間の山、こういうものの被害は結構あるんですね。でも、実際、公共という視点からすると多くないんですよ。だから、現行のルールに照らし合わせて対応すると、現時点ではまだ数値には達してきていないということで。引き続きしっかり精査をさせておりますので、また状況が変わりましたら報告を申し上げます。
(問)NHKの川田です。
 安倍総理が国連の演説でも改めて拉致問題についての強い意欲を示しましたけれども、大臣として、どのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)私も、国連の演説の全文、原稿、見させていただきました。かなり丁寧に報告をされていますね。そして、取り戻すまで自分の任務は終わらないという趣旨の、常に総理が国内の国会答弁あるいは公式の場でおっしゃっていることを、国連の場でも堂々と主張されたと。これは、世界各国の代表者がいる中で、日本というのは拉致問題に対して解決、拉致された日本人を取り戻すということが重要課題であるということは十分に、ああいう国連の場を通じても認識していただけることができたと思いました。また、北朝鮮に対しても、そういう強いメッセージがしっかり伝わったと思います。
(問)共同通信、江藤です。
 それと関連してなんですけれども、潘基文国連事務総長とも総理会談されまして、潘基文さんからは同情しているというふうな発言があったと。これに関して受け止めはいかがでしょうか。
(答)もうこれは、総理はあらゆる要人と会談をするときには、この拉致問題について強く言及をしているんですね。そして、自らの解決への揺るぎない決意というのも伝えているわけでございまして、やっぱりそういうものは潘基文事務総長にもしっかり伝わっていると、こういうことじゃないでしょうか。
(問)産経の澤田と申します。
 22日の夜に靖国神社に韓国の男性が不法侵入して捕らえられて、放火じゃないかという話もあるんですけれども、大臣の受け止めと、警備を体制含めて、具体的に検討されていることがあればお教えください。
(答)これは、そういうことで承知をいたしておりまして、警察署において今捜査中のことでありますので、ちょっと具体的な言及は控えさせていただきたいと思いますけれども、しっかり必要な捜査は警視庁において進めていくと、こういうことでございます。

(以上)