古屋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年6月11日

(平成25年6月11日(火) 10:07~10:13  於:合同庁舎第2号館18階第4会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は閣議に先立ちまして、観光立国推進閣僚会議がございました。アクションプログラムの案を決定させていただきましたけれども、総理からも2020年に2,000万人、2030年には3,000万人、海外からの観光客を受け入れる大変野心的なプログラムでございます。
 現在は837万人ですよね。そういう意味では倍増していく。そして、その後はまた1,000万人を増やす。私どもも、この観光、日本にはすばらしい文化や歴史や伝統や、あるいは食というすばらしい観光資源がありますので、ぜひこういうものをPRして観光客を呼び入れていく。これは成長戦略にもつながりますし、また地域の活性化にもつながりますので、私もこのことについては大いに賛成でございますし、しっかり国を挙げて、政府を挙げて、関係者挙げてその目的に取り組んでいくべきものだと、こんなふうに思っております。
 それと、この程度ですか。あとは皆さんから御質問を受けさせていただきたいと思います。
 なお、閣議のほうでは、特に私のほうから報告をすることはございません。

2.質疑応答

(問)NHKの安永です。大臣、昨日テレビ番組出演されて、警察庁のほうに設けてある特別指導班、更に今後も体制を見直していく必要があるという発言をされていましたけれども、具体的に。
(答)特別指導班ですね。これは拉致の疑いが否定できない、いわば特定失踪者の方々、そして今回国土交通省、海上保安庁ですね、と共同して海難事件で処理をされた案件についても拉致の疑いがある可能性についてはもう一度チェックをしていく、こういう作業を進めておりますので、そういう中において人員を含めてこの組織を充実する必要があるというふうに判断されれば、速やかにその対応をとっていくと、こういうことであります。
(問)関連で朝日新聞の松井です。昨日のテレビ番組の中では特別指導班を増やしたいと考えているというふうにおっしゃっていましたが、実際に大臣としては。
(答)正確には今申し上げましたとおり、捜査を、もう一度再調査をしているわけですから、そのためにそういった組織の強化が必要であるということならば対応していくと、こういう趣旨で申し上げた。
(問)共同通信、江藤です。それは、今指導班のお話しいただいたんですが、海のほう、海保の関係では、そういう考えというのは具体的に。
(答)海上保安庁が海難事故として処理をしていますよね。それは拉致の視点は、これは警察のほうがそういう意味での捜査の知見というか、こういうのありますので、そこで海上保安庁の関係者と警察の関係者が連携をして再調査をしていく、チェックをしていく、こういうことです。
(問)まずは、そういう増やす可能性があるというのは警察に関してということですか。
(答)そういうことですね。
(問)共同通信の堀口です。防災の観点から、先ほどの観光立国の関係でお伺いしたいんですが、外国人観光客が増えますと、実際災害時に日本語の分からない外国人の方の避難誘導とかも大変課題になってくると思うんですけれども、そこら辺は防災担当相のお立場からどのようにお考えですか。
(答)これは防災のときだけではなくて、外国人が増えてくれば日本語以外の外国語、英語であるとか中国語、韓国語等々だと思いますけれども、こういったもので案内を増やしていく。これは当然やっていくべきです。実際にそういう取組、地方公共団体も含めて、相当今進んでいるというふうに思います。
 それからもう一点、防災の視点からもそういった取組は必要だというふうに思います。私がいつも申し上げているように、防災、そして国土強靱化は平時にも活用ができて、そして実際にそういった災害が起こったときには、その威力を発揮する。そういった意味での情報の伝達の手段。私は1つの例で、よく会見とか、あるいは会合のとき、講演のときに申し上げているのは、例えば公衆電話は、今はほとんど使う人がいませんけれども、ああいったものを普段は街角に置いておいて情報ステーションとして多言語で情報入手ができると。いざ災害になれば、そこが災害の情報を発信するステーションになっていく。こういう発想も考えられると思いますので、防災の視点からそういう取組も強化をしていく必要があるというふうに思っています。
(問)少し前の話になるんですけれども、共同通信の江藤ですが、アメリカに行かれる前の国民大集会の中で今後拉致に関して広報のやり方を新たなことを考えているという趣旨の発言もあったんですけれども、それは。
(答)もう近々に発表します。
(問)まだ。
(答)まだちょっとできません。広報戦略の強化は、もう着々と進めています。準備しています。

(以上)