第114回総合科学技術会議

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第114回総合科学技術会議の様子(1)
写真2
第114回総合科学技術会議の様子(2)
写真3
第114回総合科学技術会議の様子(3)


 平成25年9月13日、総理大臣官邸において第114回総合科学技術会議を開催しました。

 会議では、議題1の科学技術イノベーション総合戦略の実行状況について、山本科学技術政策担当大臣から説明があり、意見交換の後、“平成26年度科学技術重要施策アクションプラン対象施策の特定について”及び“平成26年度科学技術イノベーションに適した環境創出のための「重点施策」”を決定し、同日付で総理及び関係大臣に意見具申されました。また戦略的イノベーション創造プログラムの枠組みと課題候補について審議し、課題候補を決定するとともに「戦略的イノベーション創造プログラムに係るガバニングボード」の開催を決定しました。
 議題2では、重要課題専門調査会の設置等について、山本科学技術政策担当大臣から説明の後、決定し、同日付で総理に意見具申されました。
 議題3では、総合科学技術会議の今後の進め方について、有識者議員から説明の後、意見交換を行いました。
 議題4では、環境エネルギー技術革新計画(改訂案)について、有識者議員から説明があり、意見交換の後、諮問第15号「環境エネルギー技術革新計画の改訂について」に対する答申を行いました。
 議題5では、最近の科学技術の動向として、パワーエレクトロニクスについて、矢部日本機械学会会長のプレゼンテーションがありました。

 最後に安倍総理から、次の御発言がありました。

 「本日も、活気ある審議を行って頂き御礼申し上げます。4点申し上げたいと思います。
 第1に、本日、平成26年度の科学技術関係予算において重点化の対象とすべき施策を特定して頂きました。この成果を来年度予算の編成過程できちんと反映させ、メリハリある予算作りに役立てていきたいと思います。
 第2に、今回創設する戦略的イノベーション創造プログラム「SIP」及び革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」は、我が国の未来を開拓していく上で鍵となる「国家重点プログラム」であり、この2大事業を強力に推進してまいります。
 第3に、有識者議員から御提案のあった、今後の検討課題については、「イノベーションに適した国づくり」の為には、何れも避けて通れない重要な課題であり、この御提案に沿って精力的な御審議をお願いしたいと思います。
 最後に、本日決定した環境エネルギー技術革新計画は、「攻めの地球温暖化外交戦略」を展開していく為の重要な柱であります。本計画を着実に実行するとともに、外務・環境・経済産業各大臣を始め関係閣僚は、この計画を我が国の外交展開に役立てて頂きたいと思います。」