山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年7月9日

(平成25年7月9日(火) 10:48~10:53  於:合同庁舎4号館7階742会議室)

1.発言要旨

 特に閣議については御報告申し上げることはありません。
 今日、閣議終了後、首相官邸で海洋立国推進功労者表彰の表彰式が開催されました。この表彰は、海洋基本計画に位置付けられていまして、内閣総理大臣賞なんですが、本来は安倍総理からお渡ししていただくところだったのですが、御多忙ということで海洋政策担当大臣の私が代理を務めました。
 6回目なんですが、海に関する幅広い普及啓発活動に功績のあった例えば公益財団法人の日本財団とか、ウナギの生態系の解明に功績のあった東大の塚本勝巳先生とか、4名、3団体が表彰されました。本表彰によって国民の海洋に対する理解を深めていただく契機になると、こういうことを大変期待しております。
 それから、イラストレーターの柳原良平さん、トリスウイスキーのCMを作成された方ですけれども、この方から海のイラストを2枚いただいて、1つを総理にお渡ししようと思っています。なかなか非常に素敵なイラストを記念にいただきました。
 今日は特にプレゼンすることはありませんので、何か皆さんから御質問があればお受けしたいと思います。
 よろしいですか。非常に微妙な時期なので、私も発言に気をつけようと思っていますし、質問がなければそれはそれでありがたいと思っていますが、常にオープンですから、何か御質問があればお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)朝日新聞、益満と申します。ロシアのプーチン大統領が北方領土を訪問するという報道が一部流れているようですけれども、政府としての事実関係について受け止めを教えてください。
(答)「村長」がおっしゃっていることですよね。「村長」の発言について特に領土担当大臣としてコメントは控えたいと思いますし、まず、きちんと事実関係の情報収集をするということが先決なのかなと、そう思います。
(問)事実ではないということでよろしいですか。
(答)それも含めて全然状況がわからないので。しかし、いちいち「村長」の言っていることについて領土担当大臣としてコメントするようなことは控えたいと思います。
(問)ライターをしています藤井と申します。本日の報道でTPP関連なんですけれども、日米事前協議で著作権も含む知的財産分野の交渉方針をアメリカと統合する案を示したというふうな報道があったんですけれども、著作権の保護期間を権利者の死後70年間に延長するというのは、根強い反対意見もまだございますし、文化審議会でも結論が出ていなかったと記憶しています。こういった中、推進してしまうとかなりの混乱が懸念されると思うんですけれども、知財関連の担当大臣としてのお考えをお聞かせいただければと思います。
(答)TPP交渉の中身については、私、申し訳ないんですが、担当大臣でないのでコメントは差し控えたいと思います。交渉の中身については、担当大臣としてタッチしておりません。知財戦略については、もちろんこの間、職務発明制度の話もありましたが、しっかり日本の戦略を作れるように頑張っていきたいと思います。
(問)日刊工業新聞の小川と申します。昨日ですけれども、原子力発電所の新しい規制基準が施行されましたけれども、科学技術政策担当相として一言コメントをお願いします。
(答)これもこれからの話ですから、特に今、担当大臣としてコメントすることはありません。
(問)共同の野見山です。今日、沖縄の仲井眞知事がオスプレイの関連の要請でこの後、官邸で菅長官等に会われるようなんですけれども、山本大臣に沖縄知事が会いたいとか、そういう話は特段ないんでしょうか。
(答)今回は特にそういう話は来ていません。この間、沖縄に入った時に2人きりで1時間ぐらいお話をする機会があったので、その時に沖縄振興全般については意見交換ができました。このオスプレイを含めた話というのは、やはり私の担当とは少し違うので、今回は特に会う話はありません。
 よろしいですか、ありがとうございました。

(以上)