甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年2月28日

(平成26年2月28日(金) 8:06~8:11  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 私からはありません。

2.質疑応答

(問)今日にも予算案が衆院を通過しますが、その受け止めをお願いいたします。
(答)極めて制約されたスケジュールの中で、充実した審議が行われて、そして、年度内に向かって委員の皆さんの御努力が図られたということでありますから、今日までの関係する皆さんの御尽力に心から敬意を表したいと思います。
(問)TPPの今後の進め方について、漂流するのではないかという懸念、不安がありますけれども、どれぐらいの時期をメドに合意を目指されるのでしょうか。
(答)いろいろ観測は流れています。大事なことは、私からフローマン代表に提案をし、そしてフローマン代表が、最終的な全大臣会合で、こんなことで取り組んでいきたいという中に盛られているわけでありますけれども、とにかく閣僚会合が次に行われるとしても、極めて短期間に行うと。それは、事務会合の実質を上げるために、事務会合を詰めていって、収れんをするという見通しが立ったときに初めて全閣僚を集めるという方式にするべきだという提案をいたしました。それはフローマン代表と共有できたというふうに思っておりますし、そういう思いで、閣僚会議で、そのような見通しをフローマン共同議長が発表したのだと思います。
(問)昨日の党の会議で、日米首脳会談において「えいや」で決められるのではないかという懸念が会場から出たのですけれども、こうした懸念に関してはどのようにとらえていらっしゃいますか。
(答)それはありません。もちろん、日米首脳会談までに円満にまとまるというのがベストな姿だと思いますけれども、総理自身も、あえてある地点を目標に、そこまでに何が何でもというものではないという答弁をされております。日米首脳会談は日米首脳会談、そしてTPPはTPPとして取り組んでいくということになろうかと思います。
(問)4月の電気・ガス料金が、過去最高水準になるようですけれども、大臣がいらっしゃらない間にエネルギー基本計画の政府案がまとまりました。原発の再稼働の時期について、改めて大臣のお考えを教えてください。
(答)電力料金は、化石燃料に依存している限り、まだ相当上がっていくということになろうかと思います。現状は電力会社の内部留保を取り崩して燃料費の高騰を抑えるのに充当しているわけでありますが、どう効率化を図ろうと、電力に占める燃料依存度というのが他の産業と全く違うわけでありますし、いわば、どう交渉しても、交渉力は売る方が強いわけであります。
 原発は、大前提として安全第一、安全審査をクリアできないものは、再稼働は、これはどうあってもできません。逆な見方をすれば、世界最高水準の安全基準をクリアしたものは、当然、活用した方が、国民生活に貢献するというのは自明の理でありますし、産業活動上も、私が接触する限り、投資をする側からは、料金が低廉で安定的にというのが最優先課題だということを言われますから、これはやはり成長戦略にもかかわってくることでありますし、国民生活にも重大な影響を与えてくるというふうに思っております。

(以上)