甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年8月2日

(平成25年8月2日(金) 9:40~9:45  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)東京電力の経営についてお尋ねしたいのですけれども、経営赤字が続いている中、柏崎刈羽原発の再稼働のメドが立っていませんけれども、その資金面については、今後どういうふうにしていくべきとお考えでしょうか。経営赤字が続いている中では、銀行も新たな資金というのはなかなか貸し出しにくいと思うのですけれども、国が更なる追加支援をすべきなのか。その辺、どういうふうにお考えか、聞かせてください。
(答)これは東京電力だけの話ではなくて、全ての電力会社、原子力発電所を持っている全ての電力会社に言えることだと思います。原発が定期点検を終えて再稼働するということを前提に経営が成り立っているわけであります。でありますから、再稼働に向けて安全を確認し、そして地域の理解を得てくるということに尽きるのだというふうに思っております。
(問)先日、麻生副総理がナチスの例をとって御発言がございましたけれども、「手口に学んだらどうか」という御発言ですが、後に撤回されていらっしゃいますが。そもそもこの御発言について、甘利大臣はどういうふうに受け止められたかというのが1点と、この麻生氏の発言が、日米関係ですとか、あるいは国際社会における日本の立場に与える影響について、どういうふうにお考えでしょうか。お聞かせいただければと思います。
(答)私、その全体の言いぶりを把握していないので、軽々なことは言えないのでありますけれども、物事を易しく説明しようとして、かえって誤解を招いてしまったのではないかと思います。すぐに撤回をされておりますし、伝わっているニュアンスと御自身の思いが全然別なものであるということで、訂正をされて撤回されておりますので、それは麻生大臣のもちろん本意ではないというふうに理解をしております。
 外国には、全く御本人の思っていることと違うニュアンスでリリースされてしまったということをしっかり説明して、誤解を解いていくということだと思います。
(問)特に国際関係における日本の立場とかには影響はないというふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。
(答)ないように努めていくということであります。
(問)概算要求基準で、成長戦略に特別枠1兆円というような一部報道ありますけれども、規模感、大体どれぐらい必要だというふうにお考えでしょうか。
(答)まず、骨太方針でも言えることは、予算の質の問題ですから、メリハリをつけるということです。無駄や重複を省いて効率的な予算に仕上げるということ、それから、同様な政策がずっと続いているものは、もう一度見直して、その必要性を厳しく精査するということと、それから、成長戦略を支えていくような政策についてはもちろんメリハリの「ハリ」の部分でありますし、規制改革と一体的にやっていく部分とか成長に資する部分、これからを担う部分についての予算と、それから役割を果たした予算、あるいは果たしつつある予算についてのメリとハリをしっかりつけるということ、現時点ではそこまでであります。

(以上)