甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年6月25日

(平成25年6月25日(火) 9:43~9:48  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)東京都議選の結果の受止めと、その勝因の分析、それから参院選にどういうふうにつなげていくか、大臣のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(答)自民党史上初めて立候補者全員が当選する、そして、与党候補者全員が当選するという成果をいただきました。素直にうれしく思っております。これは有権者の皆さんが、生活の安定は、政治の安定が前提だという判断をされたものだと思っております。そして、アベノミクスに対する評価が極めて高かったということでありますから、我々といたしましては、これをしっかりロードマップに沿って実行していくということが、ますます重要になってくると思っております。
(問)今の関連ですけれども、都議選の出口調査で、およそ7割がアベノミクスを評価するという回答が出てきていて、これは自民党全勝の大きな要因になったと思うのですけれども、政権発足半年でここまで評価を得られるというのは、予想どおりだったのか。あともう一つは、前回の安倍政権と比べて、特にどういうところが違うのでこういう評価を得られていると思うのかの2点を教えてください。
(答)ここまで支持が継続して落ちないということは、自民党史上例がないことであります。これは、もちろん目標にはしていましたけれども、ここまで評価をいただけるというのは、ある種、ややうれしい誤算かもしれません。期待にしっかり応えていくように、実行が第一です。実行が大事でありますから、しっかり掲げたプラン、目標が時間軸に沿って実現を、有権者の皆さん、国民の皆さんに実感していただけるように、しっかり取り組んでいきたいと思っております。
 安倍一次内閣と二次内閣の違いは、やはり総理の決意と、それから具体的な政策の実現過程のロードマップがしっかり描けているということだと思います。安倍総理自身、前回の退任から今日の間、御自身をまず見つめて、何が足りなかったのかからしっかり検証されて、やるべきこと、できなかったこと、足りなかったこと、それをしっかりとノートにしたためて、そして満を持して、次の政権取りに臨まれたわけでありますから、前回のある種失敗が、今回の、いい意味での土台になっているのではないでしょうか。これは、再チャレンジというのは最初のチャレンジよりも成功率が高いということの前例になっていくのではないか。いろいろな意味で勇気を与えることではないかと思います。
 ちょっと話が離れますけれども、アメリカでは、起業家は、失敗した経験のある人の方が投資家にとって重用されるという話を聞いたことがありますけれども、それは、失敗からしっかり学んでいるということが前提だと思います。総理は、前回の挫折から非常に大きなものを学ばれたと思っております。

(以上)