樽床内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年10月9日

(平成24年10月9日(火) 11:25~11:33  於:会見室)

1.発言要旨

  おはようございます。
 本日、閣議の前に、第8回郵政民営化推進本部の会合が開催されましたので、その概要を申し上げさせていただきます。まず、下地郵政民営化担当大臣から、本年10月1日の合併後の状況と郵政民営化委員会の新所見の報告がございました。続きまして、次の2点について了承されたところであります。まず、第1点目といたしましては、総務大臣から、私から、日本郵政株式会社に対し、日本郵便株式会社の円滑な業務遂行などに向けた指示を行うこと。2点目としまして、内閣総理大臣、郵政民営化担当大臣及び総務大臣から、郵政民営化委員会に対して、新所見に基づき、金融2社の新規業務の調査審議を適時適切に進めるよう要請するということ。以上2点であります。また、総理から、「関係閣僚においては、日本郵政の経営が軌道に乗り、利用者の利便が向上するよう積極的に取り組んでいただきたい」との発言がございました。私といたしましては、本日の会合での了承事項について、速やかに指示・要請を行うとともに、総理の御発言も踏まえまして、引き続き所要の取組を進めていきたいと考えております。
 冒頭は、以上であります。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信から1問、伺わせていただきます。震災復興予算の件です。最近ですね、被災地と直接関係ない事業に使われているというような疑問の声が出ております。復興基本方針では、確かに被災地以外の防災事業でありますとか、それから、全国防災対策費であるとかに使っても構わないというふうに、という面もありますし、地方財政計画でも想定されているというような面も、これはあると思うのですけれども、こういった状態について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)まず、今回特別に、ある種、税金を国民の皆様方にお願いをしてというところに、地方の税金のところも入っておりますので、全国的にいつ来るか分からないということに対して対応するということもしなさいという大きな枠組みの中で、取り組まれていることだというふうには思っておりますが、しかし、平野復興大臣からの御発言にもありますように、国民の皆様方に、これはおかしいではないかという御批判をいただかないような、しっかりとした取組をしていかなければならないというふうに思っておりますので、自然災害というのは、予定して、予定どおりに来るというものではございませんので、いつどういうタイミングで来るか、これは誰も、予測をすると言いましても限界がございますので、いつ何時起ころうとも対応するということと、限られた財源を有効に使うということを、いかに両立を図っていくかということが大事だと思っております。中心的には平野復興大臣の下でいろいろ検討されるだろうと思いますので、その方針についてしっかり協力をしていきたいと、このように思っております。
(問)朝日新聞の河口です。先ほど、仲井眞知事と宜野湾市長とお会いになったかと思いますが、特にその会談の中で、大臣として御発言をなさったか、また、できれば、仲井眞知事、宜野湾市長の御発言なども御紹介いただければと思いますが。
(答)知事や宜野湾市長さんからはですね、私、城島さんも一緒ですが、私はこれまで、この間まで党の立場で沖縄の知事さん以下ですね、皆さんからいろいろな陳情を承って、それに対応するという役割をやっておりましたので、そういうことの御紹介もいただいて、大体沖縄のことはよく御存じでしょうから、引き続きよろしくと、こういうお話が、私に対してはございました。私の方からも、大体事情は分かっておりますので、前から言っておりますように、来年度の予算、第二滑走路、それから、沖縄の地理的要因をしっかりと生かす振興策というものを、基地とかオスプレイの問題とは、それとリンクするのではなくて、粛々と推進を、努力をしていくということをお伝え申し上げ、また、担当大臣であると同時に、総務大臣としましても、サポート、振興策以外のことでサポートできることがあれば、沖縄県民の皆さん方のお気持ちをしっかり踏まえながら、サポートできるところはサポートをしていきたいと、こういうことを申し上げたところであります。
(問)すみません、ちょっと関連で。今、先ほど大臣が、リンクするのではなく、基地とかオスプレイとリンクするのではなくという御発言をされたということですが、これは、仲井眞知事からそういった御指摘というか、例えば、リンク論についての見解を求められたとか、そういうことではなくて御自身として。
(答)いやいや、従来から申し上げておりますので、振興策は振興策ということで、その役割をしっかりやっていきますということを申し上げたわけであります。
(問)読売新聞の八角と申します。政党交付金の締切りが明日かと思うのですけれども、民主党が、特例公債を成立しないということで、各党に申請を見送るよう呼び掛けていらっしゃいますけれども、今現在の各党の申請状況がもし分かればというのと、あと、大臣の御見解をお伺いできればと思います。
(答)まず、明日が締切りですので、締切り前にどういう状況だと申し上げるのは適切ではないと思っておりますし、私もまだ報告は受けておりません。それから、これはですね、それぞれの政党、または、会派、会派というか、政党ですね。政党が御判断をし、行動されることだと思いますので、私の立場からですね、ああでもないこうでもないと言うのは、誠に不適切であるというふうに思っております。
  いいですか。
(問)ほか、よろしいでしょうか。
(答)いいですか。
(問)はい、それでは、ありがとうございました。
(答)どうもありがとうございます。

(以上)