小宮山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年9月11日

(平成24年9月11日(火) 9:52~9:58  於:厚生労働省内会見室)

1.発言要旨

 今日は、冒頭、私のほうからはありません。
 以上です。

2.質疑応答

(問)3問お伺いします。昨日非常に残念なニュースでしたが、松下金融大臣がお亡くなりになったということで、ともに閣内で閣僚として政権を支えていらした訳ですが、受け止めをお願いします。
(答)松下大臣の訃報には大変驚きました。残念なことだと思います。震災後、被災地にも入られていて、非常に真摯にすごく良い仕事をされていたと思っています。福島にいらした時も、私もこちらの副大臣をしていましたが、被災者のことを本当に親身に考えておいでで、雇用促進住宅に被災者の方が入れないかということも私のほうに直接お問い合わせがあったり、個別にいろいろと対応させていただきました。何があったかは分かりませんが、本当に残念なことだと思いますし、有為な政治家を失った気持ちがしています。心からご冥福をお祈りいたします。
(問)ちょうど大震災から1年半になります。これまでの厚労省の取り組みと成果、それから今後の被災者支援についてお考えを。
(答)ちょうど東日本大震災から1年半が経ちましたが、今もまだ仮設住宅に入居している方たちを含めて、34万3000人の方が避難をされています。そうした方には、これから本当にしっかりした、ずっと住める住宅に住んでいただくようにしなければならない訳ですが、なかなか、予算をつけても町全体の復興の計画が決まらないと、高台に移転するかどうかとか、そういうことが決まらないと、なかなかきちんとした住宅の建設が出来ないということもあります。その間、今の仮設の住まいについても、孤立死の問題とか色々指摘もされていますので、その目配り、見守りも含めて、しっかりサポートしていく必要があると考えています。特に、心のケアについては、被災3県に心のケアセンターを設置しまして、PТSDとかうつ病など、心の不調を訴える方たちがたくさんいらっしゃるので、心のケアの専門家、専門職の人たちが、訪問して支援をするようなことを実施するということも、自治体と連携しながら進めていますが、これは本当に息の長い支援が必要なことだと考えています。そして、ずっと「日本はひとつしごとプロジェクト」ということで、被災地の雇用を一人一人に結びつけるということをやってきました。ただ、先ほど住宅のことで申し上げたのと同じように、被災地として、それぞれの自治体の復興計画が決まって、どういう形で町を再建するということが決まらないと、どこに工場や病院をつくるかとかが決まらないこともあります。こちらも是非早く確立したいと思っています。復興に向けての長続きのする仕事というのが、なかなかつくれないでいます。そういう意味では、被災後当面やっていた、つなぎの復旧の仕事、何でも仕事にしていくことと、並行して進めなくてはいけない状況は、今もその通りだと思います。そうした中でやはり、産業政策のほうと一体となって、基金でやっている事業ですとか、あと地域や市町村で、きめ細かにNPOの皆さんなどとも連携してやれるような事業とか、そうしたところで、うまく使われているものを更に後押しをして、少しでも早く、生活、町の復興に繋がるようなきちんとした仕事が出来るように、今もハローワークの職員は個別にマンツーマンでフォローしていますが、一層その辺りの支援に力を入れなければと思っているところです。
(問)最後ですが、民主党の代表選、昨日告示されました。今のところ野田首相の再選が有力だというふうにさかんに報じられていますが、改めて、どのような選挙戦を望まれるかということと、4人の候補者が正式に決まったということで、これも改めて大臣の支持動向というか、スタンスをお願いします。
(答)民主党の代表選挙、4人が立候補して戦われるということで、色々思いを持った議員が、手を挙げて推薦人を集めて代表選を戦う、というのをあるべき姿だと思っています。是非、論戦の中では、ネガティブなキャンペーンをお互いにし合うというのではなくて、建設的な議論をしてもらいたいなと思っています。本当に、民主党、政権交代から3年、本当に色々なことをしてきた訳ですが、なかなか財源の確保が思うようにいかなかったり、うまくいかない点もあります。ですが、そうした点も含めて、しっかりとこれから民主党、更に立て直しをして、成長を担っていかなければと思っていますので、そういう建設的な議論を期待したいと思っています。私は、野田内閣の一員ですし、やはり全くぶれずに本当に各内閣でずっと先送りになってきた、社会保障と税一体改革という大きな仕事を成し遂げた野田総理を支持したいと思っています。 

(以上)