松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年9月28日

(平成24年9月28日(金) 10:26~10:30  於:内閣府本府1階記者会見室)

1.発言要旨

 拉致問題関係でありますが、明日29日、認定被害者の市川修一さん、増元るみ子さんが拉致された現場である鹿児島県日置市の吹上浜を視察いたします。この視察には、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の事務局長であり、増元るみ子さんの弟である増元照明さんと、市川修一さんの兄夫婦である市川健一さん、龍子さん御夫妻も同行されます。視察とあわせ、御家族の皆さんとの意見交換も行い、この問題を風化させることのないよう決意を新たにしたいと考えております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)日朝協議が、課長級があった後一か月たちますけれども、現状についての大臣の認識と進展具合というのは。
(答)現状に関して、北朝鮮国内において、この間、最高の代表者会というのですか、これが行われたというふうに聞いておりまして、そういったことも含め、その中で一つの方向性を決めるという流れが今あるのだろうと思っておりまして、もう少しすると、こういったことも含め様々なアクションが出てくる可能性があると思っております。
(問)北朝鮮は、政局も見て、改造後とかそういったところに、月内は難しいという状況はあるんでしょうか。
(答)当然、北朝鮮側としても様々な環境を見ながら、議論を進めていこうとしているに違いないと思います。
(問)自民党の総裁選で安倍新総裁が決まりましたけれども、安倍さんが総裁になったことで、拉致関係で北朝鮮の対応として変わるものがあるということは大臣のお考えとしては。
(答)安倍総裁は、かねてから拉致問題をずっと携わってきた、自民党の中で最もこのことを専門的にやってこられた方であります。したがって、私も拉致の問題はずっと携わってきたわけでありますが、拉致問題というものを、やはり日朝の関係を打開するためには解決をしなければいけないというふうに北朝鮮は認識をするだろうというふうに考えます。
(問)そういう意味では前向きに、これは。
(答)拉致問題を置き去りにして日朝の国交の建設的な議論を進めることは、我々はもちろんそれはできないと、拉致問題を解決しなければ日朝の国交正常化なしと言ってきたわけでありますが、安倍さんも、それは基本的には同じスタンス、もっと厳しいスタンスかもしれませんが、ということで、北朝鮮側は拉致問題というものに、やはり真正面から取り組む必要があるだろうというふうに思います。
(問)来週にも内閣改造があります。松原大臣続投の意欲についてお聞かせください。
(答)任命権者がお決めになることでありますから、その決定に従いたいと思っています。

(以上)