松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年1月27日

(平成24年1月27日(金) 9:37~9:43  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 今日の閣議では、私から特に報告する事項はございません。

2.質疑応答

(問)今日は特定失踪者の調査会の方とまた会いましたよね。
(答)今朝、早い時間でしたが、特定失踪の調査会の荒木さんに来ていただきまして、ちょうど荒木さんが昨日まで韓国に行って、この間の北朝鮮の様々な状況を、韓国側の様々な関係者から聞くということでいらっしゃったということで、その報告方々、また調査会としての御要請をいただいたわけであります。
 特に、御要請に関しては、先般の時にも申し上げましたが、認定3要件の見直しというのもありますが、特に今日は、具体的に更に加瀬テル子さん、河嶋功一さん、藤田進さん、そして安達俊之さん、生島孝子さん、大屋敷正行さん、加藤久美子さん、木村かほるさん、国広富子さん、斉藤裕さん、坂本とし子さん、佐々木悦子さん、園田一さん、トシ子さん、遠山文子さん、徳永陽一郎さん、萩本喜彦さん、日高信夫さん、古川了子さん、山本美保さんという個名を挙げて、こういった失踪者についての精査と、また認定に向かって是非検討してほしいというお申し越しがありました。
 さらに、それ以外でも、大澤孝司さんを始めとする多くの拉致以外の可能性が考えにくい失踪者について調査をしてほしいという強い要請があったところであります。
(問)それに対して大臣からはどんなお答えを。
(答)そういう強い要請を受けたということは非常に重いというふうに受け止めさせていただきました。
(問)一部の報道で、今日、石原新党について新聞などで報じていますけれども、それについて大臣の受け止めはいかがでしょうか。
(答)まだ報道でそれを見ただけですから、コメントできるようなところではありません。
(問)安倍元首相とか、中井元拉致担当大臣に会われて、かなりこれまでの関係者の方と会われたと思うんですけれども、改めてこの大臣に就かれて、見直すべき点だとか、今後、体制強化される点とか考えられていることがあるんでしょうか。
(答)私は、やっぱりこの拉致問題をもっと、拉致問題に関して携わってきたある意味で同士ですよね、これが更にお互いに連携を取り合うことは、解決をする上で極めて重要であるというふうに認識をしております。
 拉致問題担当大臣の役割は、一つはそういう様々な方々がお互い連携しやすい触媒となることも必要だろうと思っておりまして、そこが一つの強い意思を持つことが第一義的に必要だと。同時に、そのための解決をするために、多くの情報を集めるのは当然でありますし、様々なレベルにおいての接触を推奨するのも当然だと。そして、私自身は、そういう中で、北に対して、様々な可能な限り、新しい北の政権に対してメッセージを出して、この拉致の解決をすることが北にとっての大きなメリットにもつながるんだということを発信をさせていただいているところであります。
 同時に、この問題は、一方において、何故起こったかという大前提、原点でありますが、そこは私は非常に重要な部分だと思っておりまして、この問題の風化をさせてはいけないし、国家というものは、日本人の生命、財産を守るという基本的な使命を絶対にきちっと貫徹しなければいけないという思いを持っておりまして、そういった思いの中で、この拉致問題に関して、また何らかの我々として事をしていかなければいけないと、こう思っているところです。
(問)外交ルートだとか、様々な接触の方法というのを大臣も開拓していくというふうに。
(答)もちろん私自身の関係で直接のものも、今徐々にでき始めております。大臣になってからも含めてですね。しかし、既になさってこられた方々を含めて、総合力でこの問題の解決をするべきだろうと思っております。

(以上)