松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年1月20日
(平成24年1月20日(金) 11:23~11:27 於:内閣府本府1階記者会見室)
1.発言要旨
私からの報告事項としては、昨日、国連北朝鮮人権状況特別報告者のマルズキ・ダルスマン氏とお会いし、意見交換を行いました。
私からは、我が国が拉致問題の解決に向けて真剣に取り組んでおり、北朝鮮の新しい政権が拉致問題に関し、前向きな行動をとることを強く期待していること等をお話いたしました。マルズキ氏からは、拉致問題の解決することの重要性を国連に提出する報告書に盛り込んでいきたいと考えているなど、拉致問題を含めた今後の北朝鮮における人権侵害の改善に向けた取組についてのお話がありました。
拉致問題の解決のためには、国際社会との連携が極めて重要であり、今後とも国連のマルズキ氏など、国際的に情報発信力のある方々とも密接に連携をしていきたいと考えております。
また、3月に北朝鮮で邦人3人が拘留され、うち1人は昨年帰国していたところ、一昨日及び昨日、残りの2人がそれぞれ帰国したとの情報に接しました。
今般の邦人帰国は、北朝鮮の体制変化に伴い、北朝鮮の前向きなメッセージと受け取ることもできるのではないかと考えております。
私からは以上であります。
2.質疑応答
- (問)今日、オウムの平田容疑者が起訴される見込みですが、大臣、その受け止めと、今のオウム問題についてどういうふうに考えていらっしゃるか。
- (答)平田容疑者が出頭して、今日、起訴されるということですから、そこは法治国家でありますから、きちっと法治国家として処理されるということになろうかと思っております。この事案に関しては、非常に長い時間経過をしているわけでありますので、そういった意味できちっとした対応をする。同時に、なお依然として逃亡している被疑者が2人おりますから、2人の逮捕に向け徹底した追跡捜査が行われるよう指導・督励してまいりたいと思います。
- (問)先程大臣がおっしゃられた北朝鮮に拘留されていた2人なんですけど、これはもう北朝鮮を出たんですか、それとも日本にもう戻ったということでしょうか。
- (答)日本に帰国しているということを確認いたしております。
これはちょうど先ほどもコメントいたしましたように、新しい北朝鮮の体制の中で、この2人が帰国したということは、新しい体制の1つの変化と受け取ることもできるのではないかというふうに思っております。
(以上)