川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年3月16日

(平成24年3月16日(金) 7:52~7:57  於:衆・11委員室前)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私の方から1点。本日の閣議で、平成24年版地方財政の状況、いわゆる地方財政白書について閣議決定をして、国会へ報告いたしました。平成24年版地方財政白書では、平成22年度の決算状況を中心に、地方財政の状況について報告をしています。詳しい内容については、配布資料を見ていただきたいと思います。
 もう1点ありまして、一昨日の14日に、東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじの販売が終了いたしました。売上げは、現在、精査中でありますが、計画額が660億円でしたが、大幅に上回る約1,102億円、計画比67%増の売上げになりました。復興支援分の収益金についても、現在、精査中でありますけれども、計画額の88億円を大幅に上回る約150億円を確保できたというふうに思っております。総務省としては、引き続き、被災地域の地方公共団体の復興を強力に支援するとともに、宝くじの活性化に取り組んでいきたいというふうに思っております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社、時事通信の丸山です。今の宝くじの売上げのことでお伺いしたいのですが、大臣は、やはり、売れないということで、メスを入れなければということで、検討会も立ち上げられました。今回、このジャンボが売れたというのは、やはりそういったことも影響したとお考えですか。
(答)近年、宝くじが、徐々に、毎年、前年を下回るという売上げでありました。特に、昨年夏に東日本大震災復興の宝くじを300億円の予定で売り出して、100億円に満たなかったということもありましたので、10月に宝くじ活性化検討会ということで、各界の人に寄っていただいて、12月に報告をまとめていただきました。今回、大幅に上回ったという意味で言うと、この宝くじ検討会で、1等と前後賞合計で過去最高の5億円にするとか、いろいろ現行法で可能な限りの対応、知恵を出していただきました。ということも背景にありますが、何よりも、やはり国民の皆さんが夢を買うと同時に、夢に期待すると同時に、復興支援につながるということで、復興をこういうことで支えようというお気持ちが、やはりこのような売上げになったのではないかと思って、大変、有り難いことだというふうに思っています。
(問)そして、この検討を始められるときに、大臣は、年間の売上げが1兆円を回復したらいいなとおっしゃったのですが、今回のジャンボの押し上げで、こう、1兆円をいきそうでしょうか。
(答)今のところですね、9,400億円くらいです。あと、ロト等が残っておりますが、日もあまり残っていないという状況ですので、ぎりぎりのところではないでしょうか。
(問)大臣、消費税を含めた一体改革の党内論議、スタートしています。政府の案に対して、いろいろ注文というか、意見も出てきていますが、5年後の再増税条項と言われるものとか、経済条項に対しての見直しなり削除というものを求める声も上がっています。そういう党内の声については、今、どんなふうにお感じになっていますでしょうか。
(答)それは、与党としての幅広い御議論の中で、最終的に政府の考えていることに対しての集約をしていただいているわけですから、活発な議論とともに、一定の取りまとめ、御了解を頂きたいというふうに思っています。
(問)一応、今日までというお話もありますが、ひょっとしたら来週に先延ばしということもあるかもしれないのですが、月内の閣議決定というのは、揺るがない方針としていけそうでしょうか。
(答)いけそうかと言われると、それはいく予定でやっているということですから、いずれにしても、党で今、真摯に御議論を頂いているのにお任せをしたいと思っています。
(問)大臣、すみません。西日本新聞ですけれども、過疎地域を財政的に支援する過疎法の期限を延長する、改正延長する動きが、議員立法で動きがありますけれども、これに関して、総務省としては、どのように受け止められていますでしょうか。
(答)議員立法でございますので、議員立法で、国会で御審議を頂くということに関しては、我々としては、それはそこに委ねるというか、でありますので、はい。今までも、やってきたことでありますので、それは、その一連の流れを見させていただいて、政府としては、その結果において、適切に対応していきたいと思っていますけれども。
(問)よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(答)はい、ありがとうございました。

(以上)