川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年1月20日

(平成24年1月20日(金) 11:44~11:53  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私の方から1点、本日の閣議で、「児童虐待の防止等に関する政策評価」の結果に基づく勧告を、文部科学省と厚生労働省にしたということを、報告をいたしました。勧告においては、児童虐待の発生予防に係る更なる効果的な取組の推進、保育所や小・中学校における児童相談所等への速やかな通告の徹底などを求めております。詳細は、皆さんにもう既に資料をお示ししたところでございます。両省においてしっかり受け止めてやっていただきたいということを、要請をいたしました。
 私の方からは、以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社、NHKの松谷です。1問、お伺いします。来週、24日に通常国会召集、迫ってまいりましたけれども、総務省が提出を予定している法案の案件で、地方公務員の労働基本権に関する法案を提出予定ということなのですが、国家公務員の労働協約締結権の付与などを盛り込んだその関連の法案の先行きが見えない中で、この地方公務員についてもですね、そうした内容を盛り込んだ法案を提出するねらいとですね、あと、成立の見通しについてはどのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
(答)これは、地方公務員制度の改革というのは、ずっと長年の議論の経過、国家公務員も含めてですが、ありまして、昨年の6月2日に、総務省としては取りまとめを、既に終わっております。それは、「地方公務員の労使関係制度に係る基本的な考え方」ということの中で、国家公務員に係る自律的労使関係制度の措置を踏まえ、地方公務員についても新たな労使関係制度を設けること、ということでありますから、国家公務員の自律的労使関係の関連法案を、今、出しているということと、合わせて地方公務員もやるということが、既に方針として決めているということでありますが、ただ、中身に関してはですね、よく関係の皆さんと相談をして詰めていきたいということで、意見調整をいろいろな形でずっとやってきました。そういう意味で、党としても、党のこれは何ですかね、公務員制度改革・総人件費改革PTにおいても、議論を行っていただいているということで、連携をしながら、最後、中身を詰めて法律を提出したいというふうに思っているところです。できるだけ早く、最終取りまとめを行いたいと思っております。
(問)関連で、全国知事会長の京都府の山田知事が、その関連で、国と地方の協議でですね、この件を話し合いたいというようなことを、先の会見でおっしゃっていましたけれども、それについては。
(答)そうなのですか。聞いていません。いろいろな御意見を持っておられることは、それは意見としては承知をしておりますけれども、今の話を具体には聞いておりません。そういう御意向を持っておられるのかも知れません。いろいろな機会で議論、協議をしている途中であります。
(問)すみません、朝日新聞の今村ですが、先日、地制調で、大都市制度の議論を始めるということが決まりました。会長自身は、2年間の任期中に答申を出すということをおっしゃっていたのですけれども、与野党で大都市制度の議論がある程度出てきていることを踏まえてですね、大臣として、もちろん答申の時期は地制調で決めるということになろうかと思うのですけれども、大臣として、いつごろの答申が望ましいというふうにお考えでしょうか。
(答)と言うか、前段であなたがおっしゃったように、地制調の議論の経過でおまとめになる部分はもう地制調にお任せしていますから、ですが、言われたように、それぞれの政党でおやりになっている部分もありますから、そういう部分では、当然、ヒアリングとかもされるとは思うのですが、最終報告という時期は、そういう議論をされて、取りまとめていかれるというには、会長は1年ぐらいという感じのニュアンスだったというふうに思いますけれども、いろいろな論点を整理したりですね、していくということは、ステップ・バイ・ステップで議論が進んでいくと思いますので、各党における、あるいは政治レベルにおける議論を参考にしながら、答えが出るまでは何も分からないという意味ではなくて、その段階を踏むような議論を積み重ねていっていただくのではないかと思っています。
(問)読売の川嶋です。昨日ですね、岡田副総理から、3.9世代の携帯電話に関して、携帯電話のオークションを一部実施すると、大臣から話があったという話があったわけですけれども、何か既に方針を決めたことと、何らかの変更があるのかということを、確認をしたいのですが。
(答)全くありません。3.9世代から一部実施という中で、3.9世代の中の700/900に関しては、もう既定方針どおりやりますと。ただ、周辺にいろいろ、多少のバンドの部分があるので、そういう部分をこれから利活用することに関しては、この国会で提出しようとしているオークション制度に、当然、そういうものも対象になると。だから、今までも、700と900に関してはこういうことでやりますと決めてありますから、それを変えることはありませんが、これから割り当てをしようというものに関しては、新しいオークションの法律を作りましょうと。そういうときに、一部3.9世代のそういうものもありますという意味です。
(問)第4世代の前にということですか。
(答)そうです。
(問)時事通信の小代田と申します。毎回すみませんけれども、今日も関係5大臣の、一体改革の関係5大臣の会合があったと思うのですけれども、そこでどういうことが話し合われたかということと、大臣から、何か御意見、御発言をされたようでしたら、お願いします。教えていただければと思います。
(答)社会保障と税の一体改革ということで、国民の皆さんに、いろいろな部分で説明が不足しているのではないかと。それで、内閣としては、この前の閣議での指示でも、閣僚が協力して、先頭に立って、そういう努力をするようにという趣旨のことがあったのを踏まえて、ワンボイスで言うという意味で、こういう中身にしようということの調整をしているという打ち合わせの一部でありますので、今日は。最終的には、取りまとめの部分は岡田副総理の下ということになってますので、今日いろいろ意見交換したのを踏まえながら、今日、予定では、15時の副総理の記者会見のところで、粗々お話をされるということで整理をいたしましたので、そこで、ほかのものはそこで聞いてくださいということになっております。すみません。これもワンボイスになっていますので。
(問)このほか、よろしいですか。はい、ありがとうございました。
(答)はい、ありがとうございました。

(以上)