川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年10月11日

(平成23年10月11日(火) 10:29~10:36  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私の方からは、特にありません。

2.質疑応答

(問)幹事の毎日新聞の乾と申します。情報通信で、1問お願いします。スマートフォンの普及で通信回線の混雑が進んで、つながりにくくなっているという声が利用者から挙がっております。先週にはiPhoneの新機種が発表されて、今週末から売り出されると。そういう高性能化、販売の増で更にトラフィックが厳しくなっていくことが予想されます。総務省として、新周波数の割り当てを進められているということは承知しておりますが、そういう混雑が加速しているときに、周波数の追加であるとか、スケジュールの前倒しであるとか、そういう何らかの対応が必要であるとか、どのようにお考えでしょうか。
(答)トラフィック自体が、携帯事業者5社への聞き取り調査によって、昨年6月から本年6月にかけて、約96.3%増、ほぼ倍になったという現状であるということであります。今、言われているいろいろな環境で、これから増大していくということ自体は、そういうふうに、事実だというふうに思っております。現在の、いわゆるプラチナバンドというのですか、700-900メガの再編を準備をしておりますが、それ以外に大きな流れとして言いますと、いわゆる第4世代の移動通信システムの導入に向けて、国際標準化というものを、今、推進しております。新たに言えば、光ファイバと同等の高速通信の、いわゆる第4世代化というのが一つの方向でありますけれども、これはすぐにできるわけではありません。そういう意味では、既存の分野は、いわゆる700-900というのを、今、検討しておりますけれども、周波数の需要、電波の利用状況の進展等を含めて、いろいろと隙間とか含めてありますので、きめ細かく、当面は柔軟に対応していくというスケジュール、検討の方向で、これからやっていきたいと思います。一気に前倒しするとか、どうこうということは、想定は、今、しておりません。
(問)改めての質問になるのですけれども、今日から沖縄入りされるということで、今後の予算編成も含めたですね、ねらいと言いますか、抱負をお聞かせいただけますか。
(答)何度もここでも申し上げておりますけれども、沖縄の置かれた特別の事情の中で、沖縄振興は国の責任としてやろうということで、法律も今年度で切れます。新たな法の整備に向けても、沖縄、現地からはいろいろな思いを込めて、きめ細かく、あるいは幅広く、予算に対して、あるいは、制度に対して、税制に対して、要望が出てきております。そのことを、実際に現地に行って、じかに、しっかりその御要望の背景等々、思いを受け止めて、これからの予算編成、概算要求で一定の方向は示しましたが、中身はまだですので、そういう意味で、皆さん方の気持ちをしっかり受け止める、そして、人間関係を含めてですね、構築していくということの目的で行かせていただきます。
(問)テレビ朝日の小野です。小沢元代表が、昨日、退院されましたけれども、それについて一言お願いします。
(答)病気がそんなに深刻でなかったという意味ではよかったと思いますけれども、御養生いただきたいと思います。
(問)京都新聞の小川です。ちょっと度々で申し訳ないのですけれども、国と地方の協議の場なのですが、いろいろと検討課題、今後あると思うのですが、今のところ、まだですね、開催、いつごろをめどとか、そういったものは、今のところのめどは決まっていないのでしょうか。
(答)まだ決まっていません。国と地方の協議の場ですね。これはそれぞれ、国と地方のそれぞれ担当ベースで、どういうテーマを議題にするのか、それにしたがって、それの進展を含めてありますから、節目がありますから、どの時期にというのは、今、調整中でありますので、まだ決まっておりません。
(問)大臣としては、まず、これだけはですね、初めにやるべきだというような、何か優先順位というものは、個人的な思いで結構ですので、何かあれば。
(答)ありません。だから、そういうことを含めて、いろいろな課題が、いわゆる消費税の問題、いわゆる税と社会保障の問題も分科会はできましたけれども、分科会自体も、まだ実際に動いていないということでありますので、そういうことの状況、それぞれテーマで、物事の進展のタイミングがありますし、開けばいいというか、そういう問題でもないので、それぞれのテーマ、テーマで、全部大事なテーマになっています。税と社会保障という大きな枠組みもあれば、たちまちの税の問題もあれば、子ども手当の問題もあればで、個々にはいろいろな課題があって、この場に載せていいのかということと、それがそういう段階にきているのかどうかということがありますから、ちょっとこれは、技術的なことを含めて、意向を調整中ということの現状ですので、私の立場でこれを是非ともにというふうな状況で、今、ありません。
(問)よろしいですか。では、ありがとうございました。
(答)はい、ありがとうございました。

(以上)