平野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年11月4日

(平成23年11月4日(金) 9:37~9:41  於:参議院本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 明日、津波防災の日でシンポジウムをやることになっておりまして、「稲むらの火」の語りや、釜石東小学校からの報告等津波防災に関わる多くの内容を用意しております。明日は郡政務官が出席して冒頭あいさつをする予定です。詳細については、お手元のリーフレットをご参照下さい。
 私の方は、まだ行っていなかった岩手県野田村、普代村、田野畑村及び岩泉町をお邪魔して、首長さんならびに仮設住宅に住まわれている方々との懇談等をやってきたいと思っています。詳しい日程は現在調整中です。

2.質疑応答

(問)G20で野田総理が2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%までに引き上げると表明して、消費増税を国際公約されたということですが、閣僚の一員としての受け止めをお願いいたします。
(答)閣僚の一員としてというか、総理がそのように発言されたのであれば、その通りだと思います。私自身としては、税と社会保障の一体改革以前に、今の社会保障のままでは持続性にかなり疑問があるので、財源手当てをしっかりしなければならない、それは消費税だということはずっと言い続けていますから、そのとおりだと思います。
(問)がれきの広域処理が始まりましたが、これについてはいかがでしょうか。
(答)がれきの広域処理については、岩手県と東京都は、もともと岩手県内に不法投棄の現場がありまして、東京・関東内、特に東京から大量のがれきが持ち込まれたという経緯があります。岩手県と東京というのは、そういう廃棄物については色々なやりとりがやりやすい環境にあったということで、困難な状況でもがれきの処理が進んだということで、よかったと思います。環境省が他県においてもきちっと検査した上で出すと言っていますので、広域のがれき処理については是非受け入れていただいて、お互い様という感覚でやっていただければいいなというふうに思います。
(問)アイドルグループの嵐をご存じでしょうか。観光庁から観光立国ナビゲーターに任命されているグループで、東北3県に3億円寄付したということなんですけれども。
(答)それはすごいことですね。それは大事に使っていただいて、復旧・復興に役立てていただければいいかと思います。

(以上)