平野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年9月13日

(平成23年9月13日(火) 9:25~9:29  於:官邸3階エントランスぶら下がり)

1.発言要旨

 私の方から、この間、福島県と国との原子力災害からの福島復興再生協議会を菅政権のときにやりましたけれども、そのときに幹事会の設置を決めていましたが、本日13日、第1回の幹事会が福島県で開催されています。

2.質疑応答

(問)新しく経済産業大臣が、鉢呂さんから枝野さんに変わりましたが、大臣の受け止めをお願いします。
(答)枝野前官房長官は、原発その他、当初の経緯から十分ご承知の方で、経済産業大臣になられてもそういった方面で様々な知見を持っている方ですから、本当に即戦力で仕事がやられる方だと思います。
(問)大臣、昨日、中川文部科学大臣が宮城県を視察した際に、学校の高台への移転の際の用地の取得費用など、三次補正で計上したいんだというふうな考えを示されましたが、大臣としてのお考えと、学校以外のものについてどのような検討状況か教えてください。
(答)学校、病院等も含め、これから公共施設については復旧できるような予算を第3次補正予算から要求していきます。その際に、用地費をどうするかとか、学校施設については用地費は従来補助対象になっていなかったんですが、これは補助対象にするというふうに決めてあります。病院等についても地域医療再生基金に120億円積んでいますから、用地費についてはそれを使っていいことになっており、また、建物については別途補助金を出します。そういった形で、用地の問題については、従来、移転というのをあまり考えていなかったものですから、ちょっと空白の部分があったんですけれども、その部分についても今詰めてやっています。
 更に言えば、これからの復旧の中で病院と学校というのは、急がねばということで、従来、今まで港湾とか漁港とか海岸についてのスケジュール表はかなりしっかりしたものをつくらせていたけれども、文部科学省と厚生労働省に学校と病院の復旧計画のスケジュール表を急いでつくるようにお願いしています。学校については、改修でやるものは、既に査定前着工等で動いているものもあるけれども、移転等については、これから用地等々を探すので、これから動き出すと思います。いずれ、この話は、地域の子供の教育をどうするか、いつまで仮校舎に置くんだという話にもなりますし、次の世代を担う子供たちの教育の場の確保というのが大事だということで、これはとにかくきっちりやっていく、特に公共施設の中でもスケジュールを管理して国も後押ししていきたいと思っています。もちろん他の話は後でもいいという意味ではなくて、学校と病院についてはこの様に考えているということです。
(問)閣僚が変わったことについて、総理から何かご発言とか、ほかの閣僚に対する指示とか何かあったんでしょうか。
(答)特に今日はないです。中身については言わないことになっています。
(問)一言もなかった。
(答)あったっけかな。
(問)わかりました。

(以上)