蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年9月9日

(平成23年9月9日(金) 9:53~9:57  於:合同庁舎4号館6階605会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私からは1点御報告がございます。
 今日の閣議で発言をさせていただきましたが、明日から1週間、自殺予防週間を実施いたします。9月10日から16日までの1週間、自殺予防週間。今年は絆の再構築、それとお互いに声をかけ合い、寄り添い、支え合うことの重要性を訴えたいと思っております。「つながる“わ”ささえる“わ”キャンペーン」を実施してまいります。
 本日12時15分から30分間、オープニングイベントを行います。大手町の東京サンケイビル前の広場で、私が参加をする他には、作家の乙武洋匡さん、女優の音無美紀子さんにもお越しをいただきまして、自殺対策について一人一人にできること、あるいは人とのつながりの大切さなどについて、議論を通じて通行している皆様方にも呼びかけていきたいと考えています。
 また、この週間中は、全国どこからでも共通の電話番号で相談が受けられるようにするなど、実はこれは初の試みでございます、「全国一斉こころの健康相談統一ダイヤル」を実施するなど相談体制の充実に取り組んでまいります。統一ダイヤルの番号、お手元にお配りをさせていただいておりますが、0570-064-556(おこなおう まもろうよ こころ)です。お住まいの地域のこころの健康相談窓口につながりますので、一人で悩みを抱えている方には、是非こちらに電話をしていただきたいと思いますので、メディアの皆様方にも是非報道していただきたいということを改めてお願い申し上げます。
 詳細につきましては、共生社会政策担当自殺対策推進室までお問い合わせをお願いいたします。
 私からは報告は以上です。何かありますか。

2.質疑応答

(問)通信文化新報です。
 今、復興財源に郵政株を将来的に売却をして財源に充てるということが話題になっていますけれども、それについてのお考えと、あと、そのために郵政改革法案を成立させるということに対して、どのようなお考えをお持ちかお願いいたします。
(答)復興財源をどこからどのように調達するのか、いろいろな可能性というものが議論されていいんだと思っています。ただ、政府としては、財源はこの方向でとまだ決めているわけではございませんので、郵政株のお話も一つの選択肢ではあると思いますが、また、他方、法改正をしなければいけない問題でもありますので、簡単に政府の方針で行えるものではございませんので、様々な議論の一つだと承知しています。
(問)フジテレビの瀬島と申しますけれども、ちょっと政治の話題と変わってしまうんですが、サッカー女子のなでしこジャパンがロンドンオリンピックのアジア最終予選でオリンピックの出場権を獲得したんですけれども、これに対する感想を是非いただきたいと思います。
(答)もう純粋にうれしいです。
(問)朝日新聞の三輪です。
 自殺対策のことについて、今のタスクフォースというか、内閣府の自殺対策の体制をもう少し強化するということは、今回の週間でそういうことの予定は特にありませんか。
(答)自殺対策タスクフォース自体が、民主党政権になって正に強化をして立ち上げたものですから、そして今、最大限にその能力といいますか、機能が発揮されていると思います。ですから、これ以上拡充ということは現段階では考えていませんし、自殺対策週間だけに限って強化をするという考えは私は持ち合わせていません。やはり一日一日、自殺予防につながる呼びかけであるとか、政策であるとかをしっかり行っていくことが大事だと考えています。

(以上)