平野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年8月23日

(平成23年8月23日(火) 8:39~8:45  於:衆議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 今週の土曜日、既に出張の途中で聞かれたことにお答えしましたが、福島県との協議の場について、正式に福島県と今日合意いたしましたので、予定どおり27日福島市内のホテルで開催したいと思います。詳細については今事務的に詰めていますので、後ほど詰まり次第ご紹介したいというふうに思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)民主党代表選についてなんですが、多くの議員が出馬に意欲を示す中、今日にも世論調査で高い支持率を誇る前原前外務大臣が出馬表明をする構えを見せています。代表選をめぐる動きについては、現状を大臣はどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
(答)それぞれ力のある方々が出馬を表明されようとしている、あるいは意欲を持っていると聞いていますけれども、ぜひ政策論議をしっかりやっていただいて、代表選に臨めればなというふうに思います。
(問)半年前に外国人献金問題で大臣を辞任した方が代表選に出馬表明されるというのは、どのようにお考えになりますか。
(答)まだ表明されていませんが、するとすれば、いずれそういったことすべてを総合的に判断して出馬表明されるでしょうから、それはそれで受け止めていいのではないかなというふうに思います。
(問)前原さんは復興増税にやや消極的なスタンスをとっていますけれども、この点はどのようにお考えでしょうか。
(答)消極的かどうかについてはきちんと話を聞いてみないとわかりませんが、いずれ、財政規律ということについては私個人としては非常に大事な要素だというふうに思っていますから、そういったことにもきちっと配慮していただけるような方が総理であればいいなとは思っていますけれども。
(問)福島県の今週末の協議会ですけども、これは総理も出席されるということでよろしいですか。
(答)それは今のところ決まっておりません。
(問)福島第一原発から3キロ圏内での放射線量の高い地域の土地の買い上げについてなんですけども、そうした地域の住民の方々に対しては政府としてはどういう対応をされるおつもりでしょうか。
(答)借り上げをするとか買い上げをするというところまで、政府内で議論しているとは思っていません。当然、そういう話が出るという時には、その地域にいる方々に対して今後どういうことをやっていかないといけないのか、まさにご質問の趣旨にもありましたが、そういったこととセットでやっていかなければいけないことなので、そういうことについて政府内できちんとした考え方ができているというふうには私は理解していません。ただ、復興本部としては、私としては、色々な状況に対応できるような準備、体制だけはいつでも作っておく必要があるというふうには認識しています。
(問)先日避難されている方への恒久住宅、災害復興住宅のようなものを検討しなければならないとおっしゃられていて、これはいろいろまた新たな土地の確保の問題等が出てくると。
(答)それは一般論として言ったということです。もしそういうことで長期的に帰れないというところがあれば、仮設住宅という形ではなくて、普通の住宅、恒久住宅ということはないんですが、そういうことも考えていかなければいけない。つまり、地震、津波の地域でももう復興の段階に入ってきまして、高台移転や住宅の再建のプロセスにこれから入っていきますから、そういったことを念頭に置いてお話しいたしました。さっき言ったように、買い上げあるいは借り上げというところまでの議論は少なくとも私の段階では、全然されていない、進んでいないというふうに理解しています。

(以上)