蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年3月29日

(平成23年3月29日(金) 8:45~8:49  於:参議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 なし。

2.質疑応答

(問)今日、本予算成立の見通しですけれども、受け止めはいかがでしょうか。
(答)こういう状況ですから、やはり1日も早く予算案を国会でお認めいただけるというのは、求められていると思いますので、とにかくありがたいと思っています。
(問)震災対策について、補正予算を求める声が政府・与党内で上がっていますけれども、この補正の必要性についてはどう考えられますでしょうか。
(答)否定する材料はないと思います。
(問)その中で、復興財源の確保という観点から、マニフェストの見直しについても全面的にやるべきだという声が与党内からも上がっています。マニフェストの見直しについては、復興財源確保という観点からどうお考えでしょうか。
(答)こういう非常時というところに鑑みますと、ありとあらゆる手段の議論というのは当然行わなければいけない。その中にマニフェストの見直しというのも、当然入ってくると思っています。
(問)復興財源の確保という点でいえば、マニフェストの見直しも世論の理解を得られるというお考えでしょうか。
(答)今の段階で、全てが世論の理解を得られるかどうか分かりませんが、いろんな可能性を、なるべく公開の場で議論をすることによって情報を出して、世論の理解を得る努力もしなければいけないと思います。
(問)食品安全委員会なんですけれども、これまでの食品安全委員会にないスピード感で集約に向かって議論が進んでいると思います。
 その一方で、やはり1週間ぐらいで結論ということで、なかなか科学的なデータを十分に集め切れなかったり、あるいはそれに基づく計算が間に合わなかったりという面もあると思うんですが、1週間ぐらいでの結論は、最初、副大臣からそういう要望をされたんですが、1週間での結論というのは、大臣はどういうふうな評価をされていますか。
(答)まず認識として違うのは、1週間で結論を出すとはしていません。中間報告という形でリスク評価をさせていただく。その際に、今、暫定的に基準値で取り扱っている値の裏付け、それこそICRP、あるいはIAEA、WHO、その裏付けとなる全ての資料、1,000ページ以上にわたるものを英文、和文も含めて専門家の方たちに、短い時間ですけれども、相当濃い議論はしていただいています。その上で、今の暫定値が安全かどうかというリスク評価をするのは、この事態において私は適切だと思っています。ただ、ここで終わるのではなくて、引き続き、よりどういう安全性のバックアップデータというものがあるのかも含めての議論は、行っていこうと思っています。
(問)一部報道とか野党からの要望もあるんですけれども、国内の状況で、東京電力は、非常に厳しい農業被害とかの関係も含めて、多額の損害賠償を求められる可能性があるとして、東京電力を一時国有化したらどうかというような案も出ているようなんですけれども、お考えがあれば。
(答)その議論はまだ早いと思います。

(以上)