蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年3月11日

(平成23年3月11日(金) 8:39~8:45  於:参議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 2点御報告があります。
 今日の閣議前に、障がい者制度改革推進本部を開催しまして、障害者基本法の一部を改正する法律案について御審議をいただきました。
 この法律案は、御案内のとおり、障害当事者が過半数を占める障がい者制度改革推進会議における議論を踏まえまして、障害の有無に関わらず、全ての国民が共生する社会を実現するという理念を盛り込んで、今国会に提出いたします。
 この法案、推進会議から様々な御意見を頂きながら、各省と丁寧な折衝を行ってまいりました。政務三役始め事務方の皆様方にも大変なお骨折りをいただいて、ようやく閣議にまでこぎ着ける段階となりました。私の立場としては、一日も早く閣議で御決定いただいて、法案を提出いただいて、御審議をいただきたいと思っております。
 また、今日はPFI法改正法案が閣議決定をされました。
 これは昨年6月の閣議決定の新成長戦略において、2020年までの11年間で、従来の事業規模の2倍以上の拡大を目指すと決められておりましたので、それを受けて作業をこれまで進めてまいりました。コンセッション方式として、公共施設等運営権、運営権制度の創設です。あと対象施設を拡大する。総理を会長とする民間資金等活用事業推進会議の設置を行うものとなっています。
 この改正によりまして、効率的で質の高い公共サービスを提供するとともに、新成長戦略の実現を推進、我が国の成長をしっかりと後押しするものになると確信をしております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)TBSの峠田です。よろしくお願いします。
 今日一部報道によりますと、菅総理のほうに違法献金の疑いがあると、2006年、2009年、計104万円、一部は大臣時代という話もあるんですが、まず受け止めは。
(答)これはもう第三者と言うか、私から言うべきものではなくて、御本人がお話しすることだと思います。
(問)今日閣僚懇を含めまして、総理のほうから御説明というのはありましたでしょうか。
(答)官房長官が後で会見されると思います。
(問)今後なんですが、総理の国民に対する説明責任というものは早急に発生するとは考えますでしょうか。
(答)説明されると思います。
(問)今後は前原前大臣が同様の外国人の献金で、金額にかかわらず政治家として責任があると辞任されましたが、総理の進退に関して直結するような問題とお考えでしょうか。
(答)進退は御自身で判断ですけれども、ただこの問題は本人が知ってたかどうかというのは大変大きいんだと思っています。その部分も含めて、自ら明らかにされると思います。
(問)前原前大臣の事例というのは、先例にならないとお考えですか。
(答)ならないと思います。
(問)共同通信の岡です。
 外国人と分からない形での献金について、今後どう対処していくべきだというふうに考えていますか。
(答)やはりこれは全国会議員に関わることですので、皆さんこの問題意識をどのように捉えるかということにもよりますけれども、なかなか知り得ないというところは一つ問題かなとは思います。
 特に最近では、インターネットを通じた献金の方式も広く普及してきてますので、知り得ないというのは、やはり難しいのかなと思います。
(問)読売新聞、清永です。
 大臣のお考えとしては、今制限されている外国人からの個人献金というのを規制を緩和すべきだというお考えでしょうか。
(答)これはやはり御議論いただかないと分かりません。強化すべきだという考え方もあると思います。他方、パーティー券の購入についての整合性もあるのかなとは思います。
(問)北海道新聞です。
 確認なんですが、大臣の御自身の献金については、こういった外国人からの献金というのは確認されているんでしょうか。
(答)確認というのがどういう手段で確認をするのか、非常に難しいと思いますが、私は献金のお申し出をいただいたときには、規制法の条文にこうなっておりますという形で御提示をしております。そこで出していただいた方に御確認をいただいてから、そして受け取る形にしています。
(問)読売新聞です。
 都知事選の関係なんですけれども、民主党のほうでは独自候補を断念するのかということと、一方で石原知事が出馬するのではないかという報道もあるんですけれども、それについてはどう思われますか。
(答)両者とも憶測なので、わかりません。
(問)大臣としては、引き続き民主党は独自候補を出すべきだという考えでよろしいのでしょうか。
(答)変わってません。
(問)東京新聞の我那覇ですが、とは言いつつ迫ってくる中で、いまだちゃんと候補者を擁立できていない状況について、大臣御自身どう御覧になっているのですか。
(答)まずはこの問題は都連に聞いていただけませんでしょうか。これを私に聞いて何を言ってもらいたいのか、ちょっと分かりません。

(以上)