蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年2月1日

(平成23年2月1日(火) 8:33~8:37  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 報告はございません。何かありますか。

2.質疑応答

(問)昨日の小沢元代表の強制起訴に関連して伺います。
 小沢さんは昨日、記者団に対して改めて離党も辞職もしないというお考えを示されました。自らの秘書の石川さんの問題のときには、起訴の段階で離党をしたということもありまして、判断に一貫性がないんじゃないかという指摘もあるかと思うんですが、大臣御自身はこの小沢さんの御判断をどうお考えになりますか。
(答)まずは一義的には小沢さんがそのような御判断をされたのであれば、それは小沢さんのお考えだと尊重はいたします。
 ただ、ここから先は、党がどのように判断をするのか、あるいは国会でしっかりとお話しされるというようなことも仰っておりましたので、国会でお話しになることに対して国会がどうお決めになるのかは見守るしかないと思います。
(問)その国会でのお話ということだったんですが、昨日は会見の中では司法の場に移ったということで、国会の説明ということに必ずしも積極的でない、法廷での説明を優先するというようなトーンでお話をされたと思うんですが、それに関してはどうお考えでしょうか。
(答)それに関しても、ちょっと今回は新しいタイプといいますか、検察審査会を受けて、政治家として初の強制起訴という形になりますので、必ずしもこれまでの前例を踏襲するという形ではないという説明の仕方だと思うんですが、国民の皆様方がどこまで御納得をしていただけるのかは、これも岡田幹事長を含めて、党として判断をしていくことになるんだと思います。
(問)読売新聞の清永です。
 同じ件で、小沢さんの関係なんですが、統一地方選が近づく中、党の地方組織からは、何にしても、いずれにしても、この問題に早く決着をつけてほしいという声が挙がっているんですけれども、大臣は地方での応援演説等もこなされている中で、この問題に対する地方、有権者も含めてなんですけれども、どう見ておられると思いますか。
(答)そこまで地方を行脚しているわけではないので、代弁をすることはできませんが、今、私どもに国民の皆様方が向けている眼差しというのは温かいものではない、それは支持率にも反映をしている。ただ、その理由は様々複合的なものがあると思っています。
 政権交代をしたときに期待をされた声に必ずしも応え切れていない部分は、政策であったり、財源の問題であったり、景気回復であったり、あるいは政治とカネであったり、その中の一つだとは思っていますが、いずれにせよ、地方組織の声を受け止めるのは私たち内閣というよりも政党ということになるので、岡田幹事長がそこは一生懸命努力をされていくことになるんだと思います。
(問)小沢さんの問題が今後の予算案の審議に向けての、影響をどういうふうに与えるかというのは。
(答)予算案の審議は、いずれにせよ、他の様々な外部的要因と絡めるものではないんだと私は思っています。特に国民生活に最も影響が出る予算案ですから、関連法案の成立も含めて政府の一員としてはやはり真摯に御議論をいただいて、一日も早くお認めをいただいて、国民の生活に支障が出ないようにしていただきたいと、これは切に願います。

(以上)