与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年3月11日

(平成23年3月11日(金) 8:39~8:45  於:院内内閣記者会3)

1.発言要旨

 閣議は案件どおりでございました。以上です。

2.質疑応答

(問)昨日、経済情勢に関する検討会合が始まったばかりなのですが、その直後ということであれなのですけれども、昨日、ニューヨークで原油高懸念などからダウが228ドルという下落を記録して、そのリスクがいきなり顕在化しているのかなという印象もあるのですが、その相場も含めて大臣の今の御認識を改めてお伺いできますか。
(答)原油を大量に使う国、新興国、こういうところは大変だと思います。日本に対する影響がまだ表れていないのは、生産地を離れた船がまだ着いていないということもありますし、ここ1年ぐらいの円高によって円の価値が上がっているので、他の国ほど影響は受けていないと。
 しかしながら、一般的な見方としては、原油高は世界経済にかなりのマイナスの影響があるということが言われておりますので、日本政府としても、この問題は注意深くフォローする必要があると思っております。
(問)弊社の報道で、総理に在日韓国人の方から個人献金がなされていたという報道がありまして、今日の閣議でこの関連の話があったのかどうかということが一つで、二つ目は、この問題が総理含め、恐らく通名でやられているケースが、日本名でやられているケースが多いということで、ほかの政治家の方々に広がる可能性があるかもしれませんが、これについての総理の責任とか、もしくはもう一つ、このことがどの程度の問題、悪いということが言える問題なのかということについて、御見解があれば教えてください。
(答)日本名の会社であって日本名を使った名刺の方であれば、通常我々は何ら疑問を持つことなく日本の方と思うわけでして、今回のケースもそのケースだろうと思いますし、そのような御説明が総理からありました。
(問)前回、この件で前原外務大臣がこのことを一つの理由として閣僚を辞任しているという経緯から考えると、極めて総理の責任という問題も野党からは追及されることが予想されますが、これについてどういうふうにお考えになられますか。
(答)予想していません。
(問)改めて、前原元外相は辞任するべきではなかったとお思いですか、これを理由として。
(答)いや、あの方は国会という場で、御自分の口から、献金の相手は在日の方だということを語られたので、そこには全く錯誤がなかったということで、潔く責任をとられたのだと思います。
(問)明日の集中検討会議で、初めて財務大臣が出られると思うのですけれども、やはり消費税の話になると思いますが、初めてその引き上げについて今回の検討会議でそれに触れられる可能性が高いというふうに思われますか。
(答)野田さんは多分、精神を述べると思います。
(問)石原慎太郎東京都知事が4選に向けて出馬の意向を固めたという報道もあるのですが、これについての御所見をいただけますか。
(答)申し上げるべき感想は一切ないです。
(問)献金問題なのですけれども、大臣御自身はお調べになったりとかは、御自身のを。
(答)多分、そんな必要はないと思います。
(問)石原さんがもし出られるとすると、極めて多選だという批判もあり得るか思うのですけれども、知事というのは何期ぐらいが適度な長さだというふうにお考えになっていますか。
(答)それは有権者が判断することで、国政にいる我々が判断することではないと思っています。

(以上)