玄葉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年3月4日

(平成23年3月4日(金) 8:29~8:34  於:院内閣議室前ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議については、皆様に御報告することは特にございませんでした。

2.質疑応答

(問)今日から参議院で予算案の審議が始まりますけれども、まだ衆議院で予算関連法案が審議中という形になっています。そのあたりの対応について野党側から反発がありますが、大臣はいかがでしょうか。
(答)参議院で予算案を丁寧に審議して、また同時に、まだ衆議院に残っている予算関連法案についても、できるだけ速やかに合意を得て参議院に送られることを期待しています。
(問)関連法案については、年度内に成立しなかったときに備えて、つなぎの法案を提出するという検討もあるようですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
(答)現在は、年度内で成立できるようにということで、私としては期待をしていますし、お願いをしている立場でございます。
(問)関連してですが、もし仮につなぎ法案をやられるとした場合は、やはり与野党で合意できる形が望ましいというお考えでよろしいでしょうか。
(答)そうですけれども、現時点では、私の立場としては年度内に関連法案を含めて成立をお願いしていると御理解いただきたいと思います。
(問)その場合、ある時点で、やはり野党に協議を求めなくてはいけないと思うのですが、その辺のタイムリミットというのはどの辺だとお考えでしょうか。
(答)私がそれをさせていただくことになるのか、政府の中におりますので、国対なのか幹事長室なのか、そういうことはどうなのかもあるでしょうけれども、とにかく現時点は、すべての関連法案の年度内成立をお願いしているところです。
(問)昨日、愛知1区選出の佐藤夕子議員が党に離党届を出すという動きがありましたけれども、こうした動きについての受けとめはいかがでしょうか。
(答)大変残念だと思いますし、選挙基盤の弱い1回生の方が動揺するという気持ちもわからなくはありませんが、こういうときこそ、「風林火山」の林と山で「徐かなること林の如し、動かざること山の如し」で、私はそうあるべきだと思っていまして、こういうときこそじっとしていることが大事だと私は思います。
(問)参議院の西岡議長が、予算案をめぐって、送付された日について、衆議院とは食い違いを見せられたわけですけれども、徹夜国会で苦労して通した予算案がこういう異例の事態となったかと思うのですけれども、閣僚の1人としてどうお感じになりますか。
(答)思うところはありますけれども、これは院の話なので、院としてきちんと整理をしていただきたいと思います。
(問)樽床元国会対策委員長が、総理が辞めた場合に代表選に出馬したいとテレビで表明したのですが、こうした動きについて大臣としてどうご覧になっていらっしゃるでしょうか。
(答)いずれにしても菅総理を支えていくということに全く変わりはありません。動きとしては少し早過ぎるのではないかという感じはします。
(問)前原大臣や野田大臣に脱税企業からの献金という報道がありますけれども、これについてはいかがでしょうか。
(答)中身について全く承知していません。御本人が適切に対応されると思います。

(以上)