片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年7月26日

(平成23年7月26日(火) 8:44~8:51  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。閣議と閣僚懇談会がありました。今日は、総理から、昨日、第二次補正予算が成立したけれども、まだ重要な法案その他がたくさんあるので、引き続き、この内閣でやり遂げなければいけないことを最後までやり遂げるように頑張ってほしいという指示がありました。特に、今月一杯を目途に作ることになっております復興の基本方針について当面全力を挙げてもらいたい。これが三次補正の、いわば原型と言いますか、基になりますので、関係閣僚で頑張ってほしいと、こういう話がありました。
 それから、先般、総合特区法が成立をしまして、この主務大臣に私が当たってほしいという指示が、今日ありました。ちなみに、担当副大臣は内閣府の山口壯副大臣でありまして、大臣政務官は逢坂総務大臣政務官ということが、併せて今日指定されました。
 それから、私の方から、これ閣議後の懇談会で、先般、停波いたしました、アナログ停波、3県を除いて地デジ完全移行についての状況報告と今後の対応について、各閣僚の皆さん方に御報告を申し上げておきました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)幹事から。日曜日に地デジが完全移行しましたが、2日経ちましたが、現状をどのように受け止められておられるでしょうか。
(答)当日、12万件ほどの相談がありました。翌日はかなり減りましたけれども、まだまだ相談はいただいております。それに対して、相談に応じるのはもちろんでありますけれども、例えば、個別訪問をして問題を解決するとか、それからチューナーの貸し出しを臨時的、暫定的に行うとか、そういう対応をしております。しばらくこの対応を続けなければいけないと思いますので、当日までにと言いますか、今日までにまだ対応されていない方は、できるだけ早く相談をしていただきたい。その上で善後策を講じることになるということであります。
(問)もう1問。民主党の岡田幹事長が、週末に、NTT株の政府保有株の売却を検討するという表明をされましたが、大臣はどのように受け止めておられるでしょうか。
(答)まだ直接お話を伺っていませんのでね、趣旨などについてよく分かりません。ただ、法律で、現行法で3分の1は政府が保有するということになっておりまして、それにはそれなりの政策目的があるわけですから、仮に法律を変更して、3分の1政府が保有しなくてもいいということにしようということであれば、それなりの議論をしなければいけない。これまでの政策というものの検証とかですね、今後の通信政策の在り方とかですね、その中でのNTTの位置付けとかですね、そういうものをきちっと整理をしなければいけないと思います。いずれにしても、まだ具体的にそういう話を頂いておりませんので、そういう話を頂いてからの検討になると思います。
(問)フリーランスの上出と申します。幹事社さんからの質問にもありましたが、地デジなのですが、一応想定内であるというようなことを、何回か記者会見で言われているのですが、一部に、特に、耳の不自由な方がですね、難視聴と言うか、難聴の方たちが、FM放送で、私も時々役立てていたのですけれども、NHKとか入るので、そういうような人たちがイベントをやってほしいだとかですね、報道にもありますけれども、そういうラジオの地デジについては、まだこれからだと思うのですけれども、個別には、結構、聞いてみると深刻なですね、そういう問題も抱えているようなのですが、この辺、先ほど言った中のこれからの対応の中で特別に何か考えておられること。今言ったようなラジオの地デジの問題というのは、まだあれにはなっていないと思いますが、その辺、具体的に、こういう問題があって、これはこうしていくという、特に新聞報道などにあったことを中心にですね、大臣として、特に気に掛けておられることというのはありますでしょうか。
(答)ラジオのデジタル化というのは、今後の課題ですね。それが一つですね。それから、これ国会でも議論になったのですけれども、今までFM放送でテレビの音声を受信して聞いておられた方が、これからはテレビの音声が聞こえなくなると、ということがあるという指摘がありまして、これについてはですね、元々テレビというのは、テレビの受信機用の放送ですから、ということが前提なのですけれども、一つはですね、より一層ラジオの番組を、ラジオの視聴者の皆さんのために充実をしていただきたい。特に、報道とか、それから緊急時の情報提供とかですね。これは、是非、お願いしたいと思いますし、もう一つは、これ国会でも議論になったのですけれども、テレビの音声が視聴できるようなラジオの開発ができないか。これは技術的な問題とか、コストの問題とか、いろいろあると思いますけれども、そういうことを少し積極的に取り組んでほしいということをメーカー側に伝えるとかですね。当面はこんなことだろうと思います。
(問)すみません、ちょっと補足で。具体的にメーカー側からの反応だとか、そういう問題について、何か動きというのは具体的にあるのでしょうか。
(答)実務者レベルではやり取りをしていると思いますけれども、私のところにまだ報告が上がっておりませんので、聞いてみたいと思います。
(問)よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(答)はい、どうも。

(以上)