沖縄県内の保育園、幼稚園の視察

保育園で子どもたちのエイサーの歓迎を受ける岡崎大臣

沖縄県内の保育園、幼稚園の視察

幼稚園で職員の方々などと意見交換する岡崎大臣

幼稚園を視察する岡崎大臣

 平成22年12月8日、岡崎大臣は、沖縄県那覇市内の認可外保育所の「みはら保育園」と「銘苅幼稚園」を視察し、園の職員の方や沖縄県、那覇市の職員の方との意見交換を行いました。  
 意見交換では、沖縄県の待機児童の現状や、公立幼稚園が小学校に併設されており、5歳児の1年保育の後に小学校に入学する中で幼・小連携が進んでいる、といった同県の特徴などについて説明を受けました。認可外保育園では、待機児童のほとんどを認可外保育所が受け入れているが、スペースが狭いことや保育士が不足していることにより、思うような保育ができないなどのお話を伺いました。また、幼稚園では、預かり保育のニーズが高いが、そのための専用室がないことや給食施設の問題、利用料などについて課題があることを伺いました。
 沖縄県の待機児童数は全国で3番目に多い水準にありますが、その中で認可外保育所が担ってきた役割や、厳しい条件の中でも保育士の方が保育に取り組む熱意を感じるとともに、小学校に併設された公立幼稚園に1年間通い、小学校との様々な交流を行う中で、子どもたちが小学校に上がる準備がしっかりできているなど、幼・小連携の進んだ取組みを見ることができました。
 今後の待機児童解消のための施策や子ども・子育て新システムの検討にあたっては、こうした地域の特性・良さが生かせるような仕組みにしていきたいと考えています。