岡崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月3日

(平成22年12月3日(金) 11:00~11:05  於:参議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私のほうからは、本日の閣議で、子ども・若者白書、これを閣議決定いたしました。
 この白書は、子ども・若者育成支援推進法に基づいて、今回初めて取りまとめたものでございます。今回の白書では、子ども・若者の育成にかかわる先進的な取り組み事例などを紹介しているところでございます。
 もう一つですが、本日の閣議におきまして、私から平成22年度障害者週間の実施について発言をいたしました。政府では、地方公共団体、民間団体等と連携をいたしまして、さまざまな啓発事業を行い、国民の理解を深めるとともに、障害者の社会参加の促進を進めてまいりたいと思います。
 この一環として、本日午後に内閣府主催で障害者週間の集いにおいて、心の輪を広げる体験作文、そして、障害者週間のポスター、この最優秀作品の表彰が行われる予定でございます。
 本日から始まります障害者週間のポスターの原画展、これが丸の内の行幸地下ギャラリーで行われるということでございますので、私も出向きまして、黒井千次審査委員長、あるいは、今回表彰を受けられた方々と一緒に原画の展示を見ていきたいと思っているところでございます。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)大臣、国会が今日で閉会になりますけれども、大臣の所管でも、また内閣としても、いろいろなことがあったと思いますが、振り返られて、どのような国会だったでしょうか。
(答)そうですね。私自身にとりましては、初めての経験の大臣としての仕事で、大変幅の広い仕事でございました。しかし、それらはすべてこれまでの議員生活の中でも取り組んできた、命を大切にしていく、そして、一人一人の人権を大切にしていくという観点から、各省庁での仕事を取り組んでいけるということで、一生懸命取り組んでまいりました。
 しかし、委員会での答弁ですとか、さまざま緊張した瞬間がたくさんございました。
 でも、私といたしましては、それぞれのポストで、大臣といたしまして、その職務について精いっぱい、誠実に取り組んできた、そういう3カ月だったと思います。
 今回は、補正予算を仕上げて、何とか今の厳しい状況の中に、国民生活の中に、少しでもプラスになるような思いでみんなが取り組んできたわけですので、これが成立したことで、本当にみんなにいい影響がいくといいなという、そういう思いをいたしているところでございます。
(問)警察のものと見られる捜査情報が10月末にインターネット上に流れた件です。 アメリカでは、ウィキリークスに、政府の情報が公開されてから、直ちにそれに対して管理方法の見直しなど政府が行っていますけれど、日本国内の捜査情報については、調査中と1カ月前におっしゃってからあまり進展がないようにも見られるんですが、その進捗状況と現在の状況について御見解があればお願いします。
(答)その問題につきましては、とにかく私自身からは、事実の究明について、しっかりと取り組むようにということについて、繰り返し、繰り返し指示をしているところでございます。そして、一生懸命取り組んでいるということで、累次、その報告、内容について、私のところに届けられているという状況でございます。
(問)管理方法の見直しなどについては、具体的に進んでいるものはあるんでしょうか、その資料などの保管方法などは。
(答)それに関しましては、検討中でございます。
(問)大臣、野党から問責決議案が提出されましたが、その件についてはいかが受け止めていらっしゃいますか。
(答)そのことは承知いたしております。
 これは、基本的には国会の中で処理されるべきものと思っておりますけれども、私は、国家公安委員会委員長に就任して、それ以来、職務につきましては、私なりに一生懸命、誠意を持って、誠実に取り組んできたと考えております。

(以上)