岡崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年11月16日

(平成22年11月16日(火) 8:44~8:50  於:衆議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣議での私の発言は何もございませんでした。

2.質疑応答

(問)海上保安庁のビデオ流出事件で、海上保安庁職員に対する捜査が任意捜査の継続となりましたが、それに対してコメントをお願いします。
(答)今、警察と検察において捜査中の事案であるということからお答えは差し控えますけれども、今後は関係機関ともしっかりと連携をとりながら、所要の捜査を行いながら事実をしっかり明らかにしていきたいと思っております。
(問)逮捕すべき案件か、しない案件かなど、もしお考えありましたらお願いします。
(答)捜査中でございますので、それにつきましてもお答えは差し控えたいと思います。
(問)明日、こんにゃくゼリーで亡くなった子供さんの両親が訴えていた裁判の判決があるのですが、消費者庁ではこんにゃくゼリーの指標づくりなどを進めていますが、取組が遅いという声もありますが、いかがお考えですか。
(答)そうですね、今年のうちにはしっかりとその答えを出していくということで、研究機関のほうでテストについてもしっかりと行っていただいているところでありますけれども、この問題につきましては神戸地方裁判所、姫路支部において明日17日水曜日の午前10時に民事の損害賠償請求訴訟、その判決がなされる、その予定は承知をしているところでございます。判決内容につきまして、しっかりと注視してまいりたいと思います。
 いずれにいたしましても、現在、消費者庁の研究会において、こんにゃく入りゼリーの物性等の改善に関する検討を進めているところでございますけれども、そういう、なかなかこの1年間で答えが出なくてということでございますけれども、その研究機関の結果については、今年のうちにしっかりと答えを出していきたいということと、鋭意作業を進めていきたいと考えております。
(問)将来的には、法整備をするという方針にはお変わりはないですか。
(答)今、法整備のことについては、まず研究機関のほうからの結果を出してからということでございます。泉前政務官のときにそうした方向について話されたことがございましたけれども、まずはその結果を待ってからということにしていきたいと考えております。
(問)大学生と高校生の今年の初めての就職内定率が公表されるようですけれども、大学生は過去最低の厳しい状況と、高校生についても厳しい状況が続いているようですけれども、岡崎大臣は青少年も担当されていますが、この問題についてどう取り組んでいきますか。
(答)とにかく高校生、大学生、どちらにいたしましても人生のスタートに当たって仕事を求めていき、だれでも希望を持って仕事につくことができる、そういう状況に現在ないということに、最も心を痛めているところでございます。
 この政権におきましては、補正予算におきましても青少年に対する仕事、雇用の創出ということに重点を置いているわけですけれども、残念ながら景気の回復の問題ですとか、それぞれ企業の状況が大変厳しくて、どうしても若い人たちの就職ということについてまだまだ答えを出し切れていないということでございますけれども、補正予算の結果、ぜひ少しずつよい方向に向くようにという意味で、青少年担当の大臣といたしましても、これからもしっかり努力をしていきたいと考えております。
(問)尖閣のビデオの関係で、本人が名乗り出られる前に仙谷官房長官の発言で、これは大阪地検特捜部の証拠隠滅、改ざんに匹敵する事件だと、非常に重大犯罪だという認識を内閣の中心の方が示したといったことで、一時、逮捕すべしという声が当局内でも上がったと、結果は現在のように、御存じのとおり5日ないし6日経過しても逮捕は少なくともできていないという状況になっておりますよね。こういった内閣の中心が捜査の中身を知らない段階で、量刑というか犯罪の重大さについて言及したことについてどのようにお考えですか。
(答)そうですね、そのことについては、発言は承知しているわけですけれども、現在私の立場といたしましては、警察と検察において捜査中の事案であるということから、お答えは差し控えたいと思いますけれども、いずれにしても関係機関としっかりと連携をしながら、所要の捜査を推進して、事実を明らかにしていくというふうに思っているところでございます。

(以上)