岡崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年11月5日

(平成22年11月5日(金) 9:49~9:56  於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣議での発言は何もありませんでした。
 皆さんのほうからお願いしたいと思います。

2.質疑応答

(問)今日未明に、尖閣諸島の中国漁船衝突事件のものと見られる映像がネットに流出したことについて、また、先日の機密情報の流出もそうなんですけれども、こうした重大な情報がネットという広い世界にばらまかれていることが相次いでいることについて、御所感をお願いいたします。
(答)まず、尖閣諸島のビデオの流出のことでございますけれども、調査中でございますので、詳細につきましては内閣官房のほうから発表されるということでございます。
 それから、もう一つの質問でありますけれども、本件につきましては現在警察において調査中でございますので、お答えは差し控えたいと思います。ただ、警察におきまして、APECの首脳会議等がございますので、神奈川県警察におきまして、最大時、全国からの特別派遣部隊およそ1万4,000人を含む2万1,000人で警備に当たる旨、報告を受けておりまして、警察には、引き続き、全国一体となって、国民の理解と協力を得ながら、APEC警備に万全を期してもらいたいと考えております。
(問)先ほどの警察の情報流出の件でお伺いしたいのですが、あの情報の中に2004年に起こったリオネル・デュモンという人が日本に1年間潜伏していて、彼がアルカイダと関係があるということで、フランスやアメリカの捜査当局からの要請を日本政府が受けて、日本にいるイスラム教徒の人たちを、モスクとかを徹底してマークしていたという事件があって、その中で当時結構誤認逮捕されたり、それからフランス政府の取調べを受けて、4年間日本に帰って来られなくなったという方もいました。その当時、結構大きくニュースでも報道されていたのですけれども、結局その中で誰一人アルカイダの関係者ということで立件された人は誰もいなかったんですね、誤認逮捕とかはありましたけれども。
 ですから、今回、情報が流出することで、マスコミ取材なんかを受けている方もいらっしゃいますけれども、当時の関係者は非常に今大変困惑していて、身の危険を感じている方もいらっしゃるんですが、警察当局として、あるいは政府として、彼らの身の潔白を証明する必要が、2004年にさかのぼってやる必要があると思うのですけれども、それが対外的に対しても、彼らの身の安全を守るということになると思うのですが、今後どのような対策をとるお考えが、今もし考えているのであればお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。
(答)今おっしゃったことが警察の文書であるかどうか、このことも含めまして調査中でございますので、お答えは差し控えたいと思います。
(問)ただ、中身は当時の事実のままです。当事者はそのように証言していますので、事実としては、流れた情報と実際に体験された人の情報が合致していますので、何らかの彼らの身の安全を守る義務が警察当局にあると思うのですけれども、どのようにお考えでしょうか。特に大臣は定住外国人の支援の担当大臣でもあられると思うので、その立場からもどのように考えていらっしゃるかお伺いしたいのですが。
(答)そのことも含めまして、警察の文書かどうかということも含めまして、調査中でございますので、お答えは差し控えたいと思っております。
(問)今日の閣議で、尖閣のビデオのことは話に上りましたでしょうか。閣議ないしは閣僚懇談会、その前後で。
(答)閣僚懇談会で報告がございました。それに対して内閣官房のほうで、調査中でありますので、そのことは内閣官房から発表するということが言われました。
(問)昨日、秋田で起きた弁護士さんの刺殺事件なんですけれども、警察官が臨場した後に刺されて亡くなったという流れだったようですけれども、この件に対する御所見と、今後どう対処されるかというのをお聞かせ下さい。
(答)突然の訃報でございましたので、言葉もありませんでした。実はつい先日、津谷さんは日弁連において消費者問題対策委員会の委員長もなさっていらっしゃいましたので、直接、大臣室においでくださいました。そして、日弁連としての消費者問題の取り組みについて、大変熱心にお話しくださったことが今も残っております。そして、この消費者のために一生懸命取り組んでおられた津谷さんが亡くなられたことは、誠に遺憾でございまして、残念と言うほかありません。
 お尋ねのようなことにつきましては、私も報道では承知をいたしておりますけれども、警察庁において事実関係を確認中であるということでございます。
(問)大臣室に来られたとおっしゃいましたけれども、いつぐらいの話で、どういったお話を交わされたか、もう少し詳しくお願いします。
(答)10月5日に日弁連の皆さんとおいでになりました。その中で委員長でいらっしゃるということで、一番発言の時間が長かった、熱心に訴えられたという印象でございました。

(以上)