岡崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月8日

(平成22年10月8日(金) 9:46~9:51  於:参議院本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 トランス脂肪酸の問題なんですけれども、この問題に関しましてはガイドラインをつくるということでございまして、これを徹底してまいりたいというふうに思っております。動脈硬化ですとか心臓疾患ですとかリスクを高めるということがございますので、諸外国でも表示を義務化しております。我が国では、若年層や女性の皆さんたちがその摂取量が多い場合があるということを聞いておりまして、トランス脂肪酸の情報開示に関する指針の案を取りまとめております。本日午後、担当課よりプレスリリースを行いましてパブリックコメントを開始いたします。
 消費者庁に対しましては、この栄養成分表示の義務化に向けた問題について問われておりますけれども、この検討は栄養成分表示検討会を早急に立ち上げるように指示をしたところでございます。

2.質疑応答

(問) 義務化に向けて今後のスケジュール感というのはどのように持っておられるでしょうか。
(答)スケジュールですか。そうですね、これはまず検討会においてトランス脂肪酸を含む栄養成分表示の義務化に向けた議論を行いまして、来年夏ごろを目途に方向性を取りまとめたいと思っております。
(問)新しい法律をつくるということではないんですね。
(答)まずは指針で。そして、でも栄養表示ですね、それをきちんとやっていくということでございます。栄養成分表示。
(問)義務化というのは法律に基づいてでなければできないような気がしますが、違うんですか。
(答)法的措置が必要となりますと、食品表示に関する一元的な法律の中に盛り込んでいくというふうになると思います。検討した結果、そういうふうな方向になると思います。
(問)大阪府警の遺失物横領事件の捜査で、取調べ監督制度から外れるような、机を叩くですとか脅迫的な言動があったというふうに、聴取を受けた側の方が主張されている事件が昨日明るみに出たんですけれども、これに対して御見解ございましたらお願いします。
(答)私どものほうに、そういうふうなことについて現在、調査をしている最中でありますけれども、大阪府警察におきまして厳正に対処するものと思っております。
 取調べの適正というのは、捜査の基本でありますので、警察庁を通じてこれを徹底させていきたいと思っております。

(以上)