海江田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月12日

(平成22年10月12日(火) 8:38~8:42  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 ただいま閣議が終わりまして、元気な日本復活特別枠に関する評価会議の設置が決まったところでございます。これは、玄葉国家戦略担当大臣が担当するということで、今後、作業チームなどをつくっていって、しっかりとこの元気な日本復活特別枠を有効に活用していきたいということでございます。
 あとは、出張しておりました大臣から、ごく簡単な出張の報告がございました。
 一応、以上でございます。何かありましたら。

2.質疑応答

(問)シドニー市場で円が81円をつけるなど、今、82円台ぐらいの形で推移していますけれども、この円高についてどういうふうに御覧になっていますか。
(答)これは、従来も申し上げてきたところでございますが、急激な円高というのは、日本の経済の自律的な回復、それからデフレ脱却というものに、決して好ましい状況ではございませんので、果断に対処をしていくという政府の方針、これは変わらないということであります。
(問)先週末、G7が開かれまして、通貨問題が幾つか取り上げられましたけれども、これについてどういうふうに評価されていますか。
(答)これは、野田大臣から本当に大まかなお話がございましたが、我が国の急激な円高に対する対策というものについて世界の国々に説明して、そしてその説明がそれなりに理解されたものと思うということでありますので、その意味では、引き続きそうした理解を求める努力は行っていくということだろうと思います。
(問)ANNの世論調査を週末実施したのですが、やはり内閣発足時に比べまして、支持率が19.4%マイナスと、不支持も14.3%プラスということで、主に調査結果では尖閣諸島と小沢氏問題がポイントを下げる要因になっていると思うのですが、その辺について御所見をいただきたいのですが。
(答)スタートのときの支持率というのが、これは別に何もしていたわけではないわけですから、やはり私の頭の中には、あまりスタート時の高支持率というものはインプットされておりませんで、むしろ今のこの支持率が、新しい内閣に対する支持率だと思っておりますから、先週、緊急総合経済対策を定めたところでありますので、これから大急ぎで補正予算の編成をして、そしてその補正予算の中でしっかりと新しい内閣が国民生活に責任を持つのだということを理解いただいて、そして徐々にこの支持率を上げていくと。仕事をやって上げていくと。景気を確実な回復基調に乗せていくことによって支持率を上げていく、将来に対する不安をなくしていくことによって支持率を上げていくという、まさに本来、内閣がやらなければいけないことをしっかりとやって、それで支持率を上げていくということだろうと思います。

(以上)