蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月28日

(平成22年12月28日(火) 10:37~10:42  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今年最後の閣議後の会見になりますが、私から報告は一つございます。
 今年の8月に行政透明化検討チームで取りまとめを行いまして、情報公開法の改正についての取りまとめを行いました。これを踏まえまして、本日、内閣官房に情報公開法改正準備室が設置をされました。
 今日の閣議において、菅総理から法案作成について、引き続き私が担当するように指示を頂きました。
 このことに関する詳細のお問い合わせは、内閣官房情報公開法改正準備室へお問い合わせをいただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の岡でございます。
 今の情報公開の話なんですが、これまで確か内閣府に準備室ができていたと思うんですが、内閣官房に移したというのは、狙いは。
(答)関連法案も各府省にまたがることもありますので、今日、総理からは内閣の最重要課題で、この情報公開法改正を取り上げるという発言もありましたので、より指導力を発揮していただける効果があると思っています。
(問)北海道新聞、安藤です。
 今日、仙谷長官が事務次官を集めた訓辞で、政務三役と事務方に意思疎通が図れなくなっては困るので、政務三役会議にできるだけ次官が出席してほしいというふうなお話をされました。これについて、大臣はどんなふうにお考えかというのは。
(答)直接、官房長官から今日の事務次官との会議の内容は聞いていません。今、安藤さんから初めて聞きました。一つのお考えではあると思いますので、今後、どういう形ができるのか、私の下でも考えていきたいと思います。
(問)それに関連しまして、民主党に政権交代して、事務次官会議は廃止して政治主導を強めるというふうな形で進めてきたと思うんですけど、それの事実上ちょっと修正なのかなという感じもするんですが、事務次官会議の例えば復活とか、そういうことに関しては、大臣はどんなふうに。
(答)事務次官会議の形態にとらわれることはないとは思うんですが、大臣、あるいは政務三役が決定をして、やはりそこはしっかりと責任をとっていくという形がしっかりと位置付けられれば、事務方トップとして、政務三役の意思をしっかりと執行していく、その部分の管理・監督責任はあるんだろうと思います。
 ですから、政務三役を抜きにして、事務次官だけでいろいろな物事をすり合わせも含めて進めていくようなかつての会議体にはならないものだと思っています。
(問)読売新聞の清永です。
 国家公務員制度改革の関係なんですけれども、今、パブコメをやっておられますけれども、その中で、1月中にも大臣が政治判断されるという御発言もありましたけれども、その際に、パブコメの結果を求めると思うんですけれども、大臣として政治判断をするときに、最も重要と考える要素などを今の段階でお考えでいらっしゃいますか。
(答)現段階においては、やはりパブリックコメント、国民の声、皆様方がどのようにお考えになっているかというのは、比重は大きいと思っています。
(問)党のPTでは、菅内閣として重要な政治判断になるというふうに触れていますけれども、この一連の公務員制度改革について、総理のお考えとか、これまでお話しされたことはあるんでしょうか。
(答)基本的には、総理のお考えは、去年の総選挙のマニフェストにあるように、基本的権利を回復するというところで、そごはないと思っています。
(問)共同の岡ですが、昨日、総理が小沢さんの問題で、小沢さんが政倫審が招致議決をしても出席を拒み続けるなら離党を促す考えを表明したんですけれども、それの受け止めをちょっと。
(答)ごめんなさい。私、直接その発言を聞いていないので、逆に岡さんに教えてもらいたいんですけど、どこまで明言をされたんでしょうか、総理は。
(問)議決に従わない場合には、出処進退を含めて考えていただくしかないというふうにおっしゃったんですけれども。
(答)一政党のトップとして、党の正式な意思決定機関が決めたものを守っていく、それに対して党員である方が従わないのであればという意味合いで、恐らく菅総理はおっしゃられたんだとすれば、それは、私は一党員として支持します。
(問)毎日の青木です。
 この年末、小沢さんの問題、まだどういうふうになるかというのがわからないまま国会議員はみんな地元に帰ります。そこで多分厳しい声も寄せられるのかもしれませんけれども、そうした声にどういうふうに応えていったらいいのか、民主党の議員として、大臣がどのように考えているか伺いたいと思います。
(答)まずは、私も含めて所属国会議員が真摯に国民と向かい合う、支援を頂けている方、そうでない方の声もしっかりと聞いてくる。このことが大事だと思っています。
 そして、その声に対してどうやって応えていくのか。
 一つには、今、党のほうで進めている小沢さんのことも含めて方向性は見えてきているんだとは思いますが、それに対しての声も聞いてくることは大事だと思っています。
 ありがとうございました。どうぞ、よいお年を。

(以上)