蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月14日

(平成22年12月14日(火) 9:28~9:34  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは今日はございません。何かありますか。

2.質疑応答

(問)北海道新聞、安藤です。
 昨日、民主党の役員会が開かれて、小沢さんの問題に関して基本的に対応を岡田幹事長に一任されるということになりました。「国民への説明責任を果たすべきだ」ということはこれまでもおっしゃっていたと思うんですけれども、この段階で岡田幹事長に一任されたことで岡田さんにどういうことをお願いするか、小沢さんにはどういう対応をしてもらいたいというふうにお考えか、改めて伺えますでしょうか。
(答)組織として、今、民主党の中で岡田幹事長が中心となって、今回一連の動きをおまとめになっていると私は見ています。組織に携わる、入っている者として幹事長の意向に委ねたいと思っております。それ以下でもそれ以上でもない。
(問)フジテレビの羽山です。
 それに関連してなんですが、昨日、小沢さんに近い参院の皆さんが政治倫理審査会を考えようという会を開いて、岡田さんの動きが理解できないという、そういう党内を二分するような動きに対して大臣としてどのようにお考えですか。
(答)いろんな多様な意見があっていいんじゃないですか。
(問)せっかくなので、すみません、伺います。
 昨日ちょっと私は伺えなかったんですが、北九州で八幡の製鉄所を見てこられたと思うんですが、世界遺産の申請に向けた規制緩和、大臣としてはどういうふうに取り組んでいきたいかというのを改めてちょっとここで伺ってもよろしいでしょうか。
(答)実際に八幡製鉄所は110年前につくられて、今なお稼働している修繕工場を見させていただきましたが、極めてこの国の歴史の流れというものを考えさせられますし、伊藤博文さんですとか井上馨さんが当時工場が開設されたときに視察に来られていたときの写真も見ました。我が国の産業文明が、まさに始まったスタート地点でもあると思いました。世界の方々に広く知っていただきたい、その部分でも世界遺産に申請をするに十分値すると、私自身、直感で思いました。是非、見に行ってください。
(問)読売新聞の清永です。
 直接の所管ではないと思うんですけれども、政府の方針で法人税の5%減税という方向性が一つ総理から出ましたけれども、大臣は税を厳しくチェックする、出るほうをチェックする側ですけれども、その辺の大臣の税収が苦しい中で支出を厳しく見る中で減税という方針を打ち出したことに関して、大臣の個人的なお考えでもいいんですけれども、お伺いできればと思います。
(答)一義的には、その御質問は財務大臣に投げられたほうがいいと思いますが、私自身は税を直接見ているわけではなくて、ただ税がどのように使われているのかという部分は仕分けでは行っています。どうしても減税の部分だけ切り出すのではなくて一体的に菅内閣が何をしようしているのか、菅総理の思いとしては法人税減税をしても、それは会社を助けるという意味ではなくて、会社にぜひ雇用を維持していただきたいし、積極的に雇用につながる投資をしていただきたいし、あるいはその給与という部分でも一体的に考えてもらいたいという思いが強いんだと思います。
(問)共同通信の岡です。
 公務員制度改革のことですが、今週にもスト懇談会のほうの結論が出そうなんですが、大臣としての考えを、スト権を付与するかどうかの考えをいつごろ表明するお考えなんでしょうか。
(答)まだ決めてはいないんですけれども、やはり懇談会で相当中身の濃い議論をそれぞれいただいています。座長からおまとめいただいた御提言を頂けますので、それを受け止めて私の中で判断をしたいと思っています。
(問)早急にというお考えですか。
(答)時間はそんなに長くはないでしょうね。
(問)では、年内に。
(答)まだ決めていません。
(問)今の質問に関連してなんですけれども、時事通信の川崎です。
 この間出たスト懇の骨子案を見ると、スト権の付与については協約締結権の利用状況を見極めた上でいつ付与するかを検討するのも選択肢の一つと、非常にちょっと持って回ったというか、かなり慎重な言い回しになっているかと思うんですけれども、ということは、もう法改正が終わった後すぐにスト権を付与するという、そういう選択肢はないと考えていいのかどうか。
(答)それも含めて検討することになるんでしょう。やはり懇談会の中で、どういう書き振りなのか、どういうまとめを私に頂けるのかがまだ分かりませんから、まず頂かないと、ここは慎重な言い回しにならざるを得ません。
(問)フリーランスの上出と申します。
 先日の茨城県の県議会選挙で予想に反してと言いますか、民主党が余りと言うか、かなり惨敗という結果だったのでございますが、それに対しての大臣としての見方、今後の課題とかおっしゃっていただければと思います。
(答)特段ありません。
(問)コメントなしということで。
(答)はい。

(以上)