蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月8日

(平成22年10月8日(金) 9:47~9:54  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 若干、御報告があります。
 本日、経済対策の閣議決定を行いました。この中で、私が取りまとめをしました規制・制度改革において2つ。
 1つは、9月に発表しました「日本を元気にする規制改革100」に追加しまして、既定事項の一部について実施の前倒しを行うとともに、重点5分野、都市再生・住宅、環境・エネルギー、医療・介護、観光等地域活性化、国を開く経済戦略があるのですが、その中でも特に国を開く経済戦略の分野を中心に、新たな措置を講じることにしました。
 2点目は、規制・制度改革に関する分科会の第2クールの活動として、既定事項のフォローアップを行っていくこと、国民の声で寄せられた提案や与野党提言などを踏まえて新たな検討を行うことを決定いたしました。また、片山総務大臣の御担当でもございます総合特区制度におきます規制・制度改革についても、検討の前倒しを行うことにしました。
 以上の経済対策の詳細につきましては、規制・制度改革担当事務局、地域活性化統合事務局にお尋ねいただきたいと思います。
 次に、仕分けに関することなのですが、事業仕分け第3弾の実施の日程と会場が決まりました。もう一つは、インターネットライブ中継の協力事業者も決定いたしました。
 仕分け第3弾の実施会場は、広く公募を行いまして、前半で2社、後半で2社の応募がありまして、審査委員会で御提案を審査した結果、前半は、 10月27日水曜日から10月30日土曜日までの4日間です。今回、多くの方にやはり会場にお越しいただきたいということもございまして、あえて土曜日を入れることにしました。場所は、池袋のサンシャインシティ文化会館です。第3弾の後半ですが、11月15日月曜日から18日木曜日の4日間。場所は、TOC五反田、東京卸売りセンター、第2弾も行ったこの場所で行うことにしました。
 昨日から、特別会計についての本格的な具体的ヒアリングを開始しております、第3弾に向けた準備は、全力で取り組んで参ります。
 インターネットライブ中継なのですが、10月1日から6日まで、御協力いただける事業者を公募したのですが、4事業者から応募がありました。いずれも事業仕分け第2弾で御協力いただいた事業者なのですけれども、御応募いただいた4事業者には、事業仕分け第3弾においてもライブ中継の実施をお願いいたします。会社は、ニコニコ生放送、株式会社ドワンゴさん、株式会社デジタルメディアマートさん―DMM.comです。Ustream Asia株式会社さん―ユーストリームですね。それと、株式会社ビットメディアさんの4社です。4事業者の御協力に、心より感謝申し上げます。Webサイトで、生中継で仕分けをお伝えしていくことは、非常に大切だと私は思っています。
 もう一つ、今日は情報公開法改正法案準備室が発足いたします。行政透明化検討チームにて、去る8月24日に取りまとめられた結果を踏まえまして、情報公開法の改正作業を担当いたします。今後、次期通常国会に法案を提出することを目指しまして、立案作業を進めていきます。
 情報公開法は、施行されてから10年を迎えるのですが、今回は初の大幅改正となります。オープンガバメントを推進するためにも、行政刷新、行政の透明化に向けた制度づくりにしっかり取り組んで参ります。
 主要な論点を、4つだけ言っておきますけれども、国民の知る権利、その保障の観点を明示。開示・不開示の範囲等の改正による開示内容の充実。迅速かつ安価な開示手続の実現。訴訟による事後救済の確実化、これはインカメラ審査の導入等。ここの論点は当然議論していくことになります。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)昨日、西岡参院議長とお会いになっていましたが、どういうお話をされたのでしょうか。
(答)個人的なお立場ということで、今回の雑誌の掲載について、大変御懸念というか、御心配をされているという先輩議員としてのアドバイスをいただきました。
(問)それを受けて、大臣としては何か。
(答)とにかく議員としても大先輩でありますので、真摯に受け止めます。
(問)その問題は、議運預かりになっていると思うのですが、議運から何か判断が示されたのでしょうか。
(答)議運からはまだ聞いていません。
(問)こういうふうに問題になったことについて、大臣自身はどのようにお考えですか。
(答)私は、国民の皆様方に政治に関して高い御関心を持っていただくことは非常に大切で、すべての国会議員は様々な手段で情報を発信していますけれども、例えば街頭演説ですとか車座集会ですとか、あるいはIT関係を駆使して情報を発信していると思うのですが、その一つの手段として雑誌の取材に応える、雑誌に掲載していただく、報道していただくことは、私は大切だと思っています。その思いで今回も取材を受けたのですけれども、しかも、正式な手続を経て、立ち会いの下であの撮影をさせていただきました。
 ただ、撮影場所について不適切であるとか、あるいは御懸念を抱かせてしまったとしたら、それは私の全く本意ではないので、それは率直にお詫びを申し上げます。

(以上)