蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年8月6日

(平成22年8月6日(金) 17:40~17:46  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 お待たせしました。
 私からは特にありません。
 1点だけ、玄葉政調会長から報告をいただきまして、おそらく玄葉大臣のほうからも会見で言われていると思いますが、先日公募をしておりました第3弾の仕分け、特別会計あるいは再仕分けの仕分け人になっていただく方たちも含めて、公募を1期生を中心にお願いをしておりましたが、86人の方の衆参合わせた公募がございました。ここから先は、政調を中心にチームを分けていく、あるいは私のほうから主査となる方の人選をしていきたいと思っています。
 以上です。

2.質疑応答

(問)今日、65回目の広島の原爆の日ということで、今回は国連事務総長であったり米国の駐日大使が参加するなど、核廃絶に向けた機運を示す動きがあったんですが、原爆の日に当たっての蓮舫大臣の所感が何かあれば教えてください。
(答)毎年、原爆の日、今日は広島、そして9日が長崎、そして8月15日が終戦、この夏を絶対忘れてはいけないし、次の世代にしっかりと伝えていく。私自身も子どもが生まれて、子どもがいろいろとニュースを理解できるようになった年から、その時間帯に1分間の黙祷を家族と一緒に捧げています。願わくば、すべての御家庭でお子様に親が伝えていってもらいたい。今回は国連の事務総長や米国の駐日大使も参加をするという意味で、65回目の今日は非常に重い一日だったと思っています。
(問)先ほど、86名という人数を教えていただいたんですけれども、当初、玄葉大臣が5、60名というような例も挙げられていましたけれども、この86名は全員事前調査に当たられるということでいいのかということと、この人数の感想というか、これだけの人たちが公募に応じたという感想があれば教えてください。
(答)当初、玄葉大臣が50名、60名と言われましたが、あくまでも一つの目安であり、玄葉大臣の中でこれぐらいの方が声を上げていただけるのかなという個人の思いだと私は理解をしています。その部分で、今回随分多くの方が手を挙げてくださって、積極的に再仕分け、あるいは特別会計のチームに入りたいという意見も付されておりましたので、チーム民主党の力というものを改めて感じていると同時に、この方たちと一緒になって特別会計、そして再仕分けの事業仕分けは全力的に力を入れて行っていきたいと思っています。
(問)大臣は、かつて事業仕分け第3弾について、予算編成に直接的に貢献できるのは再仕分けのほうだというふうに発言されていますけれども、今回の事業仕分けの再仕分けと予算をどのようにリンケージさせていくおつもりなのか、意気込みも含めて聞かせていただければと思うんですが。
(答)特別会計の仕分けが全く予算編成に影響を与えないということではなくて、ここもゼロベースで当然仕分けは行っていく。結果として、予算にどの程度反映するのかは事前に申し上げるのがなかなか難しい。事業仕分けはいわゆる量をテーマとしているものではなくて、質をどうしようかという中身を問うものでございますので、数値目標を掲げるのは難しいというのは今一度申し上げておきたいと思います。
 ただ、再仕分けにおきましては、既に事業仕分けで廃止あるいは縮減、あるいは天下り、わたりの方たちの人件費と待遇において改善をしてもらいたい、と明確に結果を出したものが反映されていないものがあった場合には、それは当然反映をしていただきたいという更に強い形での仕分け結果になりますので、こちらは分かりやすく数値で反映をされるんだと思います。
(問)この86人の方はもうほぼ体制は固まったという理解でいいんですよね。これから増えたり減ったりというのは基本的にはないということで。
(答)もう締切りが終わりましたので、基本的にはここで終わります。ただ、前回の調査員のときも若干締切りを覚え間違えておられた方たちもおられたので、もしかしたら増えるのかな、それは政調の御判断になると思います。
(問)では80人を超える議員が手を挙げているという……。
(答)その表現のほうがより正しいかもしれません。
(問)答えにくいかもしれないんですけれども、今日、山岡前国対委員長が勉強会を開いて、150人ぐらい議員が集まったらしいんですが、その中で、鳩山前政権で要職を務めた方々から菅政権に対する批判めいた発言が相次いだんですけれども、そもそも前政権の幹部を務めた方々が現政権に対して批判をするというそもそもの是非について、蓮舫大臣として所感が何かあれば。
(答)是非を言える立場にはいませんけれども、どの政権のときにも、おそらく自民党さんの政権のときにも同じようなジレンマといいますか、同じ政党内で例えば総理が代わった後に、前内閣の方たちが現内閣に対して意見を言うというシーンはあったんだと思います。
 ただ、いろいろな声があってもしかるべきですけれども、やはり今の総理が決めた方向で今の内閣を民主党は支えるべきだと思います。
 ありがとうございました。

(以上)