玄葉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月8日

(平成22年10月8日(金) 9:44~9:51  於:院内閣議室前ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は御案内のとおり、政府の経済対策が閣議決定されたということが一つあります。
 また、昨日、私も出席をした第7回地域主権戦略会議がありましたけれども、今日も総理から、特に出先機関改革について、自己仕分け結果が不十分だと、再検討をしてほしいということで、かなり強い指示が出されたところでありまして、私も片山大臣をサポートしながら、この問題にしっかり取り組んでいきたいと考えております。

2.質疑応答

(問) 経済対策ですが、昨日の国民新党との話合いで上積みされた部分、使い道については閣議決定の中では示されたのでしょうか。
(答)いわゆる地域に対する交付金は今までトータル3,000億円でしたけれども、もう500億円上積みするということと、あとはゼロ国債といって、年度内に契約はできるけれども、執行は来年4月からだというもので、それが2,000億円に上積みされたということが資料を読めばわかるという状況になっています。
 元々、国民新党からも出ていた要望事項の一つでもありますので、そういう意味では昨日申し上げたとおりの内容になっているということです。
 速やかに閣議決定されましたので、今度は補正予算を国会に提出できるようにして、何より早く成立させる必要があると思っていまます。まずは予備費の約9,000億円で対応していますが、もうどんどん執行されています。切れ目なく対応するためには一刻も早い補正予算の成立が必要なので、今度は野党の皆さんに御協力いただきたいと考えています。
(問)野党の対応次第では修正をお考えでしょうか。
(答)野党の皆さんの意見も、あるいは申入れ内容も相当取り入れてつくったつもりでありますので、原案どおり成立できるように全力を尽くさなければいけないと思っています。
(問)小沢一郎氏の件ですけれども、昨日、議員辞職も離党もしないとおっしゃったんですが、受け止めをお願いします。
(答)これはいつも申し上げておりますけれども、出処進退は御自身が決めるというのが第一義的に大切だと思っています。
(問)関連しまして、12日の役員会で、党内で小沢氏の処分をめぐって話し合うということですが、政調会長として、党幹部としてどのように考えていらっしゃいますか。
(答)岡田幹事長中心に、今回の件については考えていくということだと思っています。
(問)何らかの処分が必要だとお考えでしょうか。
(答)岡田幹事長を中心に考えていきたいと思っています。
(問)ちょっと話が変わるのですけれども、先日財務省の五十嵐文彦副大臣が環境税の議論に関して、玄葉大臣のところで調整すると会見でおっしゃったのですけれども、環境税についてどのようにまとめていくという腹案みたいなものはありますか。
(答)環境税ということよりも、地球温暖化対策については、各省庁にまたがるわけです。そういった戦略課題について、国家戦略担当が全体の調整をすることに恐らくなるだろうという前提でおっしゃったのだろうと思います。
(問) もちろん税も含めてということですか。
(答)それはトータルなストーリーがないと駄目だと思います。つまり、例えば固定価格買取制度とキャップ・アンド・トレードと地球温暖化対策税とそれぞればらばらに対応していたのでは、正に日本の戦略は何なのかということになりますから、そこをもう一回きちっと戦略を仕上げていくということは大事な仕事だと思います。

(以上)