玄葉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年6月15日

(平成22年6月15日(火) 9:47~9:52  於:院内閣議室前ぶら下がり)

1.発言要旨

 今日の閣議では、様々な白書の話がありました。私の担当の男女共同参画白書も本日閣議に出させていただきました。
 それと、閣僚懇で「はやぶさ」の7年間にわたる宇宙の旅の話があって、「明るい話題だね」という話でありました。
 また、今日総理が沖縄の知事にお会いになられて、これから官房長官を中心にしっかり縦のラインで関係閣僚の意見を聞きながら、しっかり取り組んでいくという話がございました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問) さっきの「縦のラインで」という話は、沖縄についての閣僚懇での総理の発言ですか。
(答)ええ、そうですね。
(問)大臣、国会についてなのですが、今日で事実上閉幕という流れですが、新内閣が発足したにもかかわらず、予算委員会も開かれないまま閉幕するのは横暴ではないかという批判もありますが、この点について大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)私も国対の経験がありますけれども、駆け引きの結果だったのだろうという印象です。民主党も予算委員会を1日づつやりましょうと言っていたわけで、それを受け入れてくれればそのまま予算委員会で審議ができたということだと思うのですね。こういった駆け引きの結果だと受け止めています。議論できたらよかったなという思いは、なくはないですけど。
(問)横暴ではないと。
(答)私が野党で国対をやっていたときも、同じようなことがありましたので、駆け引きの結果かなと。以前も申し上げましたけども、むしろ国会のあり方を根本から議会制度協議会などでしっかり議論したらいいと思います。
 私が議運の筆頭理事をやっていたときも、そういう提案をいたしました。それで協議会が一度開かれましたが、そういうことを自民党、公明党が責任野党である間に根本から議論すべきだと思います。
(問)昨日の代表質問で、総理がプライマリーバランスの2020年度までの黒字化を表明されまして、今、検討中の財政運営戦略では、地方交付税も含めた歳出の大枠をはめるという案が検討中のようですけれども、この案だと党から相当強い反発があるのではないかなという気もするのですが、政調会長のお立場として党の財政運営戦略に関する議論の場というのは必要だとお考えですか。
(答)議論の場ですか。これは今まではそういう議論をする場は、必ずしもなかったかもしれませんね。もしこれから設けるとすれば、政調の役員会が今日立ち上がりますので、そういったところで議論をするというのは一つではないかと思います。
(問)そこでは具体的に財政目標についても話し合われるのでしょうか。
(答)今回、マニフェストの見直し論議について、全党的な議論をしました。国会議員が全員参加をして、しかも総支部も参加をし、またインターネットを通じて国民の皆さんの声をたくさん寄せていただいた。そういう中で企画委員会ができて、その企画委員会でも今のような議論をいたしました。つまりは財政健全化目標を設けるべきだということで、事実上の財政運営戦略について議論をいたしました。プライマリーバランスの議論もいたしました。2020年度までにプライマリーバランスを黒字化するというのが一つの目標であるということも、ほぼ企画委員会で合意しておりますので、そういう意味では党内で議論の場がなかったかと言われたら、マニフェストの議論を通じてあったと申し上げてもいいのではないかと思います。

(以上)