枝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年3月5日

(平成22年3月5日(金) 8:55~9:10  於:第4合同庁舎6階642会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。お待たせをいたしました。
 閣議の方では、特に私に関する直接の案件はございませんでしたが、私の方から2点御報告をいたします。
 1点は、次回の行政刷新会議、親会議本体の方でございますけれども、現在11日の木曜日の線で最終的な日程調整をしているところでございます。親会議として、独立行政法人、それから政府系公益法人の事業仕分けの今後の進め方などを議論してもらうことを想定いたしております。それから、どこまでできるかわかりませんが、親会議の下に規制改革の分科会を作っていこうという方向になっておりますので、その件についても準備状況次第ですが、一定の御議論をしていただければということを想定しております。
 それから公益法人については、いろいろな準備の都合で、来週の火曜日、9日からヒアリングを開始する予定に、これは決めました。おおむね200 から300ぐらいの数になろうかというふうに思っています。従来から申し上げてきた7つの視点に基づいて、その組み合わせで選んでいるものと、それから現時点までのハトミミ、あるいは様々な議員等からの個別の問題点の指摘があるところ等ということ、あるいは過去の皆さんの報道や国会審議、それから会計検査院などの検査報告、こうしたものからピックアップしたものです。特に後者のほうがまだ最終的にどれぐらいヒアリングできるかということは確定していませんが、200から300ぐらいの公益法人についてヒアリングをする方向、つもりで、第一弾といいますか、9日からスタートをいたします。
 なお、ぜひ皆さんに御留意いただきたいのは、ここで聞くヒアリングの対象は、そこがグレーであるというようなことではございません。グレーである可能性のあるところをピックアップしたということにすぎませんので、くれぐれも風評被害的なことにならないように御留意をいただきたいというふうに思っております。
 したがいまして、現時点では、個別にどこの公益法人についてヒアリングするというようなことを申し上げる段階ではないかなというふうに思っておりますので、その点は御了解をいただければというふうに思います。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)刷新会議の親会議の方なんですけれども、このときに吉川さんの就任を正式決定するということでよろしいでしょうか。
(答)一般論として、委員を指名するのは総理だと思います。刷新会議で議員を指名するわけではありませんので、そちらの方については、最終的には総理、官邸の御判断で、いつ、どなたがなるのかを決定すると思っています。
 私の希望としては、どなたがなるにしても、稲盛さんがおやめになった後は次回までに決めていただきたいということでやってきていますが、最終的には官邸の御判断です。
(問)公益法人のヒアリングなんですが、これは大臣自らというか、大臣とそれから7人の仕分け人の方が全員そろって、全部の公益法人にヒアリングされる形になるんでしょうか。
(答)私のもとで、2班ぐらいに分かれてやってもらわないと、全部をやるのは難しいかな、という想定をしております。基本的には私が聞かせていただくという形式になりますが、私をサポートする意味で仕分け人経験者の皆さんに陪席、同席をしていただく、こういう形になります。
(問)ちょっと話変わるんですけれども、民主党のほうで、政務三役は県連の役員を辞任したほうがいいという話になっていると思うんですけれども、枝野さん自身、埼玉県連の会長ですが、どのようにお考えでしょうか。
(答)私自身は、大臣に就任しましたときに、大臣と県連代表の仕事両方持つのは大変じゃないかということで、できれば県連代表を任期途中だけれども引かせてほしいということで、県連の他の役員の皆さんに御相談をしました。ただ、一たんは、是非参議院選挙まで続けろというお話だったんですが、改めて党本部としてのそういった方向性が出ているところでございますので、現時点では、私以外の県連の役員の皆さんに私の身柄を預けている、私自身としてはできれば辞めさせていただければというふうな希望を添えて身柄を預けているという、こういう状態です。明日が県連大会ですので、できれば今日中にも何らかの決着をつけてもらえればということで、他の県連の役員の皆さんにお願いをしています。
(問)民主党の政調の復活を求める議員が、昨日、政調設置を目指す会を結成しました。それでアイデアとしては、政調会長に国務大臣を充てることですとか、あとは各省に対する対応する部会をつくるというようなアイデアを出しているんですけれども、それについてはどう思われますでしょうか。
(答)具体的に、昨日集まられた皆さんが、どういうことを提起されているのかという詳細を把握しておりません。それから、また前にも申し上げたかもしれません、一般論として、政調復活がいいのか悪いのかということは、どういう─名前ではなくて中身の問題だと思いますので、政策決定は内閣に一元化をする、この大きな方針というのは守っていかなければならない。ただ、私自身も2月9日まで政務三役以外の立場でこの政権の運営に関わってまいりましたので、そうした皆さんの力を、もっと一元化された政権として活かしていけるという工夫・努力は必要であるというふうに従来から思っておりましたので、具体的な中身はわかりませんが、政策の一元化、政策決定の一元化に矛盾しない中で、内閣、政務三役に入っていない議員の皆さんの知識、知恵や経験をさらに活かしていただける、そういった工夫がなされるということについては、前向きに応えるべきだと思っています。
(問)政調復活論の関係なんですけれども、組織論はともかく、こうした声が起きるということは、民主党内に政策決定プロセスですとか、民主党の中の体制について不満があるからこそこういう声が出てくるかと思うんですけれども、それについて枝野さんとしては、党の現下の体制、何か問題があるというふうにお考えでしょうか。
(答)不満があるとかないとかでなくて、我が党の良さは、党内で侃々諤々の議論が交わされるということであるというふうに私自身思ってまいりましたし、逆に、最近そういう民主党の良さが出ていないんじゃないのという論評の調子もありますので、不満とか云々ではなくて、民主党らしくいろいろな議論が出ているということだと思います。
(問)そうすると、侃々諤々の議論というのが、今あまり行われていないということでこういう声が出ているんですか。
(答)私もまだ20日ぐらいで慣れていないし、一種試行錯誤しながらですけれども、新しい政権ができて、まずはいろいろなことをやってみて、じゃあ、こうしたほうがいい、ああしたほうがいいと、そろそろ確かに色々な今までの半年ぐらいの経験を踏まえて、ちょうど多分閣僚を9月からされている皆さんも大分慣れてきて、大分色々なことが、野党時代には見えなかったことが見えてきて、いろんな意見とか考え方が出てくるころかなというふうに思いますので、たまたまそういう時期だということだと思います。
(問)それに関連しまして、枝野さんの部下でもある田村政務官が政調復活の会に出席されました。それについて、政府内からは出席するのはいかがなものかというような声もありますけれども、枝野さんはどのように思いますか。
(答)すみません、会の趣旨を必ずしも私まだ把握しておりませんので、党の議員との会議、一切出てはいけないということはまずあり得ないというふうに思っています。ただ、政務三役としての立場と矛盾するようなことはもちろんまずいと思いますが、少なくとも現時点で、そういった問題が生じる関係の会合だったという、そういう認識はしておりません。
(問)昨日の予算委員会での答弁でもあったんですが、事業仕分けを踏まえた独法でなく公益法人の抜本的な見直しについて、そのスケジュールについても少し言及があったんですが、改めてどういうような見直しをしたいか、どういうスケジュールでしたいか、お聞かせ願えますでしょうか。
(答)独法と違って、公益法人は民間の団体ですので、正確に言うと公益法人をどうするかということは直接事業仕分けから出てくる話ではありません。別の次元の話として、私自身公益法人の所管の大臣でもありますので、民間の活力をもっと活かすと、「新しい公共」の観点から今の制度をさらに使い勝手をよくするという、こういう観点はありますが、政府系のという事業仕分けの方の立場からいくと、公益法人そのものをどうこうするということではありませんが、政府や独立行政法人などの政府の側からこうした民間の皆さんに権限を委託するとか、あるいは仕事を発注するとか、こういったことについての仕組み、ルールを作り直すということが事業仕分けを踏まえて出てくればいいというか、そういう、どこを変えたらいいのかということを見極めるために事業仕分けをするという問題意識を持っています。事業仕分けをしながら、あるいは準備をしながらもそういったことの方向性を模索していこうというふうに思っていますが、まだ具体的にどこをどう変えれば政府系公益法人をめぐる問題が解決できるのかという、いわゆる落としどころというか、そこの部分のところを見極めているわけではありませんので、やった上で方向性が出てくるということであれば、そこから年内ぐらいということになると思いますし、やりながら方向が見えてきて、そういった方向性を見据えながら事業仕分けをしていくということであれば、もうちょっと早くなる。これはこれからの仕分けに向けた作業の中身次第だと思っています。
(問)一言、御自身の資産について御感想をお伺いできますか。
(答)こんなもんなのかなとは思っております。
(問)このような制度については、初めてやられてみてどうですか。
(答)配偶者と子供もということは、非常に制度の趣旨としては僕は正しいことだというふうに思っているんですが、うちの場合、どうやら配偶者の方が資産が多いのと、それから配偶者が面倒くさがりますので、そういう意味では、個人的にはいろいろな思いがありますけれども、だけど公人としての立場としては、これは当然の仕組みだなというふうに思っています。

(以上)

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